9月29日のおしゃべり

 今月9月も、残すところ明日一日となってしまった。
 暑い暑いと呟いていたのに、先週末の台風が過ぎ去ったら、一気に秋らしい気温になって、今日は曇りの一日。
 案内所の前に飾っている鉢植えのデュランタ」きれいに咲き続けている。

    

    

 今週は、日曜日に機種替えの新しいスマホが届いて、早速、今まで使っていたスマホからデータ移行をして、とりあえずは使えるように設定が出来たのだが、その後から日常的に使っているアプリの再設定とかが何点かあって、その度、時間を取られてしまった。
 更に、昨日はブログを書こうと思って写真データをパソコンに取り込もうとしたら、今まで使っていたスマホと同じ方法では出来ない。
 「どうしたんだろう???」と、あれこれ試したがダメ。
 パソコンで解決方法を検索しながらやってみたが上手くいかない。
 昨夜は諦めて、今朝、再挑戦。1時間ほどあれこれやって、やっと解決してほっと一安心。
 そんなことで、今日はしばらくぶりに「おしゃべり」を少々。

 

◇火曜日・27日の夜は「男達のZOOM研鑽交流会」
 このオンライン交流は、月一回、第4火曜日の夜7時半~9時の予定でやっている。
 今回参加したのは、全国各地から10名。

    

 前半は2名の人から特別報告。
 暫くぶりでメキシコ出張滞在を先月から今月半ばまでしていた東京のウケタさんが、マヤ文明遺跡で有名なユカタン半島の先住民・マヤ民族の女性が運営している農業学校の話。
 先住民達が昔飼っていた針のない蜜蜂の話や、美味しい地酒の話や、メキシコ社会の中でのマヤ民族の位置づけなど、興味ある話に質疑もあって予定の15分が30分ほどに。

    

 次に報告してくれたのが、ステンドグラス作家の滋賀のフジイさん。
 このオンラインの常連仲間でもあって、4年前の研鑽学校同期の唐津市のカトウさん宅に、今月、取り付け完了したステンドグラスの話。
 デザインから制作、取り付けの苦労話と、こちらも始めて聞く内容で報告時間を大幅にオーバー。

    

 
 後半に予定していた金沢のモリヤマさん提案の、今月の会の機関誌「けんさん」記事の「繋がりを生きる」についての感想と研鑽は、残り時間が少なくなったので来月に持ち越し。
 昨夜は、そんなオンライン交流会だった。

 

◇今月のNHK「100de名著」
 僕は毎回、NHKが月曜日の夜に放送している「100de名著」を楽しみに観ている。 今月は、アイヌ神謡集を書き残したアイヌ民族知里幸恵の話。

    

 4回連続放送されたのだが、アイヌの世界観、カムイと人間との関係性など興味ある内容だったので、途中からテキストを購入して読みながら視聴。

    

 アイヌ民族の一人として生まれ、幼いころから数々の差別や偏見を経験してきた知里幸恵(1903~1922)。
 「銀の滴降る降るまわりに 金の滴降る降るまわりに」という美しいフレーズで始まる「アイヌ神謡集」。アイヌ民族の間で謡い継がれてきた「カムイユカㇻ(神謡)」の中から13編を選び平易な日本語訳を付して編んだもの。
 才能を惜しまれながらわずか19歳で、東京の金田一京助宅で「アイヌ神謡集」を綴りながら、心臓病で世を去った知里幸恵。今年が没後100年だという。
 彼女が残した物語と、彼女がそれに心を込めた心情の解説する内容だった。
 前々から機会があれば訪れたいと思っていた2020年に白老町に設立された「国立アイヌ民族博物館・ウポポイ」に、ますます行ってみたくなった。

 

◇これから読もうと手にしている本
 昨年12月に亡くなった作家であり、元朝日新聞社東京本社編集局長の外岡秀俊が、東大法学部在学中に書いた石川啄木をテーマとした小説『北帰行』

    

 書店で目に止まったこの文庫。
 何となく、衝動的に読みたくなった。
 河出文庫の紹介には「“啄木は私にとって一人の詩人であるよりもまず、一つの事件だった”雪国を背景に啄木の人生と自己の青春とを、抒情的かつ重厚な文体で描く。繊細さと強靭さに満ち溢れた昭和51年度文藝賞受賞作!」とある。