我が家では、朝日新聞と読売新聞を取っている。
それを毎朝、お茶を飲みながらページをめくる。
今朝の朝刊を見てびっくり。
なんと、宝島社が2ページにわたっての全面広告だ。
確か、昨年も年が明けた同じ時期に、宝島社は奇抜な2ページ全面広告を出したことを思い出す。
◇今年の朝日新聞の宝島社の広告
『 ハンマーを持て。バカがまた壁をつくっている。』
この広告の意図がネットにアップされていたので(要約抜粋)・・・
「ベルリンの壁の崩壊は平成元年の出来事・・・でも、時代は本当に変わったのでしょうか? 壁は本当に崩壊したのでしょうか? 私たちは良い方向へ進んでいるのでしょうか?・・・私たちを取り巻く世界情勢と、次の世界の価値観について考えるきっかけに・・・。」と書かれている。
◇今年の読売新聞の宝島社の広告
ヤなことは見えない。
メンドーなことは話さない。
ツゴウのわるいことは聞こえない。
『 長寿先進国、おめでとう。』
こちらの広告意図は(要約抜粋)・・・
「テーマは、『長寿先進国の幸福論。』日本は、長寿高齢化社会。少子化にも歯止めがかからず、2024年には3人に1人が65歳以上になる・・・将来に向けて漠然とした不安も漂って・・・そんな2020年お正月に『長寿先進国、おめでとう。』というメッセージ・・・とかくネガティブにばかりとらえられがちな長寿高齢化社会・・・ちょっと視点を変えれば、この時代のとらえかたが変わる・・・この社会とどう付き合うか、この時代をどう生きるかを考えるきっかけに・・・。」
◇昨年はこんな広告だった
昨年もブログに書いたことを思い出して探してみたら・・・
朝日新聞は、『 嘘つきは、戦争の始まり 』と、濁った暗い青色を背景に油まみれの水鳥の写真だった。
そして、読売新聞は、『敵は、嘘 』と、ローマの彫刻「真実の口」に手を入れようとしている写真だった。
◇探しついでに一昨年の広告も
一昨年の広告には、昨年、亡くなった樹木希林さんを、花が咲き乱れる緑濃い場所の水の中に横たわらせて『 死ぬときぐらい好きにさせてよ 』と言わせていた。
人は必ず死ぬというのに。
長生きを叶える技術ばかりが進化して
なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
死を疎むことなく、死を焦ることもなく。
ひとつひとつの欲を手放して、
身じまいをしていきたいと思うのです。
人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
それが、私の最後の欲なのです。