案内所で会ったウ・リナさんの演劇

 今日の夜、先日、案内所で豊里実顕地のコンドウさんと一緒に会った中国人女性で、心理セラピストのウ・リナさんが出演する『アジア・ミーツ・アジア』を、高田馬場駅から歩いて10分ちょっとのところにあるプロトシアターへ観に行った。
           
 この演劇企画はチラシによると、
 「アジアの現代演劇交流を目指し1997年より開始。個々の問題意識を交錯させながら、言語を超えた身体表現で可能性を目指す。多様な軋轢に歪むアジアの現実の一端を浮き出す。」と書かれていて
 今回の演題は
   『Unbearable Dreams 8 Somewhere』(タ・エ・ラ・レ・ナ・イ・ユ・メ 8 〜 どこか)
           
 日本を含むアジア各国の演劇人が、即興を交えて織りなす舞台だったのだが、僕には理解不可能なパフォーマンス領域で、ただただ、真剣に演じている人達に感心するだけだった。
 パンフレットに「漂流する石の記憶に、アジアの今が衝突する」とあるけれど、大小さまざまな石を持って、漂流する石を、静かに、時には激しく表現し、自国語で叫び、乱舞し、悶え、そんなパフォーマンスが続く演技。
 ヤマギシについて問い合わせて来て、案内所で会ったウ・リナさん。
           
 この演劇に集まったのは、インド、香港、上海、韓国、フィリピン、イラン、そして日本。総勢14名が演じる舞台だった。
           
 終わってから、リナさんに言葉が通じないので、コンドウさんに教わった通りに、親指を立てて「グッ パフォーマンス」と言って、帰ることを伝えたら、ちょっと微笑んで出入り口まで見送ってくれた。
 コンドウさんから聞いたところによると、リナさんと一緒に出演していた中国からの女性の一人が、今年の夏にヤマギシの研鑽学校に香港から来日してきたフォンジーと友人で、シャーマンも知っているらしい。そんな繋がりが面白い。