今日も、梅雨前だというのに30℃を超す夏日。
◇ムクゲ(木槿)の花
今朝は、この花が目に留まった。
赤色、ピンク、白色と、色とりどりだ。
僕は、この花をフヨウ(芙蓉)と思っていたら、どうもムクゲ(木槿)らしい。
ムクゲの英語の花言葉は「consumed by love(恋のとりこ)」。
ムクゲは早朝に花を開き、夕方にはしぼんでしまうことから、人の世の短い栄華(はかないこと)のたとえで「槿花(きんか)一朝の夢」の諺。
◇柿の実
葉と葉の間から、柿の実が確認できた。
僕は秋の果物で柿は大好物。
福島県で生まれた僕は、東京で生活するようになって、一番驚いたのは、果物屋さんの店先に値段がついて柿が並んでいたことである。
僕の子供のころは、どの家(ほとんど農家)にも柿の木はあった。
「柿の木は折れやすいから気を付けろよ!」と、言われることはあったが、友だちの家の柿の木も、自分の家の柿の木同様、もぎ取って食べるのは自由だった。
つまり、商品ではなかったのである。
それが、商品となっていたことに驚いたのだ。
渋柿は、ざる一杯に盛って、縁側で母や姉と皮をむいた記憶がある。
この柿の実の皮むきで、僕はナイフの使い方を学んだし、今でもむいた皮を途切らすことなくリンゴ1コまるまる最後までむくことができる。