まだ鑑賞していない「ゴッホ展」についてのおしゃべり

◇「ゴッホ展」と観たいと思っている2つの映画
 現在、上野の森美術館ゴッホ展」が開催されてるが、行こう行こうと思いながら、まだ鑑賞していない。

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 この展覧会に行く前に、観ておきたい映画が2つある。


 一つはゴッホとヘレーネの森』

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 ゴッホ作品の個人コレクターとしては、最大規模となる約300点を収集したヘレーネ・クレラー・ミュラー夫人の目を通して、ゴッホを描いたドキュメンタリーだ。


 もう一つは『永遠の門 ゴッホが見た未来』

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 こちらは、生前には才能を認められず、孤独と共に生きたドラマティックなゴッホの人生を描いたものだ。

 

 この映画を観てから「ゴッホ展」に行った方が、より深く鑑賞できるのでないかと思っている。

 

Eテレの「サイエンスZERO」
 そんな思いを抱いている時に、日曜日にEテレの「サイエンスZERO」を観た。
 僕は、Eテレ・日曜日夜11時30分の「サイエンスZERO」を、毎週楽しみに観ているのだが、1日の放送は『宇宙夜話・芸術家×科学者 宇宙の美に迫る』だった。

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 最新の望遠鏡が撮った天体画像は、まるで芸術作品のように神秘な姿で美しい。
 その映像をもとに、天文学者・芸術家が宇宙と美の関係を語り合う内容で、ゲストには、音楽家であり俳優のつるの剛士さんと、放送大学教授の谷口義明さん、多摩美術大学教授の森脇裕之さんが、その不思議な美しさについて語り合っていた。

 

 その中でゴッホの代表作品『星月夜』の、月と星でいっぱいの夜空に描かれている大きな渦巻きは、銀河の渦を表したのではないかという科学者がいるという紹介があった。

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 これは、ゴッホが精神を病んで療養所に入所中に描かれた作品なのだが、その頃にはすでに「渦巻き状の銀河」を科学者が発表しており、それをゴッホはイメージして、ゴッホにはそれが見えたのではないかと。


 これが、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した渦巻銀河M51だ。

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 この放送を観たら、ますます2つの映画と、上野の森美術館の「ゴッホ展」を鑑賞したくなった。
 時間を見つけて行こうと思う。