町田市立国際版画美術館に行く

 今日はゴールデンウィーク3日目。
 今日も晴天、夏を思わせる陽気。
 朝はタケノコ掘りをして、午前中は版画美術館に行って、午後は会の新聞「けんさん」の原稿を編集。


◇朝、今日もタケノコ掘り
 朝のファーム町田店の開店準備に7時少し前から1時間弱入って、その後、お店に出すために、カワハラさんとタケノコ掘りに行く。
 カワハラさんは、竹炭づくりと竹酢液の試作を考案中で竹の伐採。僕は、タケノコ掘り。
 汗だくになって、約1時間で12〜3本のタケノコを収穫してファーム町田店に帰って、泥を落として根の部分を包丁で体裁良く切って整え、値段を付けて店頭へ。


◇午前中は「町田市立国際版画美術館」へ
 現在、版画美術館では、開館30周年を記念して、『 浮世絵モダーン 深水の美人! 巴水の風景! そして ・・・』展を開催中だ。
        
 この企画を、僕はぜひ観たいと思っていた。
 午後から、高田馬場の案内所で、会の新聞「けんさん」5月号の投稿原稿が数点届いているので、その編集をする。
 その前に、午前中は版画鑑賞に時間を費やそうと、10時開館に合わせて9時半に我が家を出る。
 美術館は、町田駅から歩いて15分程度。
 ここは、芹ケ谷公園の一角にある世界でも数少ない版画専門美術館で有名なのだ。
        
        
        
 その展覧会説明には
『 浮世絵版画は江戸から明治にかけての先端の風俗や流行、出来事、市井の話題などを常に新しい斬新な様式で表わした出版物であり美術作品でした。また市場経済と結びつき、庶民が鑑賞できる数少ない絵として流通していました。そのような浮世絵は、いってみれば、当時の庶民にとっての現代美術であったわけです。
 浮世絵版画の復興を目指して大正初期に登場し、昭和10年代まで制作・出版された「新版画」と称する伝統木版(本展ではこれらを「浮世絵モダーン」と呼びます)もまた、同時代の芸術思潮と呼応しながら、女性たちの新しい風俗、明治以降にその魅力に気づかされた自然や都市の風景、新作歌舞伎や新派、新劇が普及した大正時代の歌舞伎俳優などを近代的感覚によって表した現代美術であったと見なすことができます。その作品内容は、同時代の絵画や彫刻、創作版画などと同様に、時代の表現動向と密接に関係していました。』(ネットから転載)とある。
 館の入り口に、作品の何点かが大きくプリントされて掛けてあったのをカメラに収めたので、ここにアップする。
           
           
           
           
 10時開館と同時に入ったが、連休とあって意外に鑑賞する人が多かった。
        
 館内展示は、「女性」「風景」「役者」「花鳥」「自由なる創作」の5章構成。
 江戸時代より浮世絵の主要な画題であった美人画や、西洋画のヌードを取り入れたような裸婦画。抒情的な風景画。役者の個性を捉えた役者似顔絵。写実的な花鳥版画。などなど、実に見応えある作品が展示されていた。
 これを観ると、江戸時代からの浮世絵という版画技法が、その後の日本の版画芸術にいかに多くの影響を及ぼしたかが理解できる。
 版画や浮世絵に興味のある方は、ぜひ、観賞をお薦めする。


◇この展覧会は、主催側の粋な計らいで、展示会場で7ヵ所、写真撮影が出来る場所があった。
 そこで写したのは、別途、時間があるときに整理してアップし紹介したい。