僕の職場の東京案内所があった高田馬場駅で、昨日、都心に出掛けたついでに久々に降りた。
東京案内所は、昨年5月に町田に移転したのだが、長いことお世話になった馴染みの駅前。
実は、その駅前にある高田馬場名物の「立つ食いソバ屋」さんが、今月で店仕舞いと聞いたのは、今月の初め。「営業中に、もう一度、あの味を・・・」と思って途中下車したのだ。
早稲田口の改札口を出て、早稲田通りを渡ったところに、カウンター立ち席8つの「立ち食いソバ・高田屋」がある。朝から昼間は「立ち食いソバ」で、夕方から夜は「寿司屋」なのだ。
ここのソバつゆの味が好きで、元気なおばさん(なぜかライトブルーに染めた髪)もいて、僕も時々お世話になった。
お店の入り口に、閉店のお知らせが貼ってあった。
46年に幕を閉じると書いてある。
暑いけれど、最後に食べるのはやっぱりこれだと思って「天ぷらソバ」を注文して「今月で終わるんですね?」と言ったら「区画整理だって、仕方ないよ」と・・・。
かき揚げと刻みネギが載った「天ぷらソバ」がこれだ。
じっくり、味わって、おばさんに「お世話になりました」と声を掛けて店を後にした。
僕と同じように、閉店と聞いて来たお客さんも2人ほどいて「おばちゃん、元気でね」と・・・・。
高田馬場駅前は工事中が多く、新しいホテルもでき、駅前風景が変わりつつある。