7月5日・日曜日のおしゃべり

 今日の東京は、曇り、雨、時々晴れといった、蒸し暑い梅雨の天気。
 九州・熊本では、「線状降水帯」という記録的な大雨で被害が甚大。
 東京の新型コロナウイルス感染確認者も4日連続で三桁の111人。

 

◇投票
 今日は、東京都知事選挙の投票日。

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 ファーム町田店の開店準備が終わった後に、妻と投票所になっている近くの市民センターに行って投票。

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◇ハスが咲き始めていた
 投票を済ませた後、「ハスの花は、もう咲き出したろうか」と近くの「ハス田」に出かけてみた。

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 ここは、小山田神社周りのハス田で、町田市の大賀藕絲館(おおがぐうしかん)が、館内で製作する手工芸品の材料にするために、大賀ハスの栽培を農家に依頼しているハス田だ。

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 まだ、ちょっと早く開花はまばらだった。

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村上春樹著『 神の子どもたちはみな踊る 』を読む

 先日、ブックオフで見つけた文庫。
 たまにはハルキワールドもいいかと思って、阪神大震災の後に書かれたという短編集『 神の子どもたちはみな踊る 』を読んだ。

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 阪神大震災後の心の世界をテーマにした短編6話。
 「UFOが釧路に降りる」
 「アイロンのある風景」
 「神の子どもたちはみな踊る
 「タイランド
 「かえるくん、東京を救う」
 「蜂蜜パイ」

f:id:naozi:20200519211653j:plain 村上春樹の作品を読むと、いつもそうなのだが、今回もやっぱり、何か大きなテーマ、深いテーマを僕たちに投げかけている感覚を得ることはできるのだが、僕にはそれをはっきりと、ここに表現することができない。未消化というか、それでいて「何か気になるハルキワールド」の短編集だった。
 日常生活を脅かすような大きな出来事が起こると、それとは直接的に関係ないと思ていながらも、何かが変わる。
 それは、自分の中にあった深い心の闇であったり、今までの生きざまへの問いであったり、それとなく見つめることなく流してしまっている日常の何かが影を落として、これから「どう生きるか」と問われる。
 この6つの短編もそんな物語だった。
 最後の「蜂蜜パイ」という物語は、大学時代からの親しい男2人と女1人の三角関係的な展開の物語なのだが、目の前の人と関り、その人と共に生きようと気づく結末が、僕は一番印象に残る物語だった。
 阪神淡路大震災東日本大震災、そして今また、新型コロナウイルス
 この新型コロナ禍は、僕たちの日常に何を問い、何を気づかせようとしているのか、そんなことを読後に思う短編集だった。