今日は2つのオンラインの会議でみんなと顔を合わせる

 冬の季節が本格的。
 今朝の冷え込みも0℃前後の気温。
 そして、新型コロナウイルス感染拡大の第3波の曲線も右肩上がりだ。
 東京の一日の確認者数は、昨日はなんと822人と過去最高の数字。
 そして、今日は664人。
 
 来週末に計画していた我が家のクリスマス会も、お正月の元旦のみんなでの初食も、今回は感染防止からどうだろうかと、昨夜、みんなの意見を出し合って検討。
 今回は「一堂に集まて、一斉に」は自粛しようとなった。
 一年の区切りとしての年越しや、新しい年を迎える行事は大切にしたい。
 どんな年越しと、どんなお正月の過ごし方になるのか。
 コロナ禍、コロナ感染拡大の中でも、なんとか知恵を出し合い、みんなと今までと違った初体験の年末年始の時間を楽しみたいと思う。

 

◇午前9時から「オンライン研鑽会」
 コロナ禍前は高田馬場の東京案内所に集まっていた毎週金曜日の定例研鑽会も、3月以降はオンラインだ。
 今日も9時から、パソコン画面で顔を確認しながら2時間ほど研鑽会。

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◇夜もオンラインで男たちで「オンライン交流会」
 こちらも、毎月第3金曜日夜、仕事帰りに高田馬場の案内所に寄っていた男たちの研鑽会と懇親会。
 それも3月以降は開催されていない。
 そんなことで、このまま今年が終わってしまうのもどうかとなって、今日、夜7時からZoomを設定して呼びかけた。
 呼びかけに応えてくれて参加したのは9人。

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 オンラインのZoomだったので、九州、滋賀、神戸からの参加もあった。
 自己紹介と近況、今年一年、コロナ禍の中で、それぞれどんな生活だったかを出し合って交流。
 一回目のオンライン交流としては、上々。
 来月も「やろう」となった。

 

◇昨日の朝日新聞の「オピニオン&フォーラム」ページ

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 十文字学園女子大学准教授の東畑開人さんは「社会季評」欄で、「忘年会中止と官僚の退職」を取り上げて、忘年会については、こんなことを論じていた。

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 1つは忘年会がないこと。私もまた、コロナ第3波を受けて、一通りキャンセルしたので、スケジュール帳は真っ白で、透明だ。これで年末ゆったりできるとほくそ笑んでしまう。だけど、その一方で思う。何を失ったのだろう。
 同僚、友人、関係者たちと、3密空間で共に食べ、共に飲む。そこでシェアされるのは感染リスクだけではなく、それぞれの1年だ。おしゃべりが散乱し、飛沫の霧がかかった不透明な空間で、私たちは普段見せていない自分をふと漏らしてしまう。すると、SNSをフォローしているだけではわからなかった、各自の個人的な1年が見えてくる。「色々あったんだ」と驚き、「大変だったな」とか「よかったじゃん」と思って、関係が少しだけ密になる。
 「個」としての顔が垣間見えるのだ。忘年会には個を可視化する機能があった。だからこそ、忘年会は負担でもあったのだが、同時にコミュニティーに個がすまう余地を作り出すこともできた。この年末に失われたのはそういう時間だと思う。

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 3密空間を極力避けてきた今年。
 この体験が、これからの生活に何をもたらすのだろうか。
 上記した月1度の男たちの「寄る場」も、例年12月は「忘年会」でなく、それぞれの来年を描く「望年会」としての楽しいひと時だった。それが、今年はオンライン。

 コロナは容赦なく僕たちの生活様式を変えている。