ブックオフを覗いたら、池井戸潤さんの『 アルルカンと道化師 』があった。
テレビドラマでお馴染みの「半沢直樹シリーズ」の9月に刊行された新作だ。
コロナ禍の生活で、スッキリしない昨今。
気晴らしには最適な小説かと思って、読み始めた。
さすが、池井戸潤さんだ。
読み出したら止められないって感じで、いつも観ていたテレビドラマも忘れて、ブログを書くのも忘れて、読んでしまった。
テレビドラマ化された「半沢直樹シリーズ」を観た影響で、小説を読んでいても、半沢直樹は堺雅人の顔が浮かぶし、半沢の妻の花は上戸彩、半沢と同期入社の情報通の渡真利は及川光博となって、物語の展開がリアルにイメージできるから面白い。
とにかく、ハラハラしながら展開を追って、最後はスッキリ。
半沢直樹の流儀。
「基本は性善説。しかし、降りかかる火の粉は徹底的に振り払う。やられたら倍返しだ」と、上司であろうと誰であろうと、正義を貫き通す姿に酔ってしまう。
これから読む人の邪魔になるので、内容展開を書くのは控えるが、書籍案内(内容「BOOK」データベースより)を記しておこう。
── 東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとに、とある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版舎・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは・・・。──
◇今日のPhoto
今日は今冬一番の冷え込み。
小田急線の車窓からの見える僕の好きな多摩川風景。
朝の川上風景。
夕方の川下風景。