雨の中・鎌倉の桜・散策

 今日は月一回通っている骨盤調整治療のために、鎌倉で知人がやっている治療院に行った。
 先月行った時には、帰りに「北鎌倉駅」で途中下車して、「葉祥明美術館」に寄って、その後、梅の花がきれいに咲いていた円覚寺を散策したのだが、今日はあいにく雨模様。

 しかし、せっかく鎌倉に来たのだからと、鶴岡八幡宮へ向かう「若宮通りの段葛(だんかずら)参道の桜並木」に行ってみた。

    

 ここは、まだ2分咲きといった感じ。

    

 雨が降っているし散策も難しいと思っていたが、近くの本覚寺に寄ってみたら、
きれいに「しだれ桜」が咲いていた。

    

    

 よし、もう一箇所・・・と思って、通りの案内版をたよりに「妙本寺」に寄ってみた。

    

 近くに比企谷幼稚園があったので、あれ??って思ったら、

 このお寺は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、佐藤二朗が演じた御家人比企能員(ひきよしかず)の屋敷跡らしい。
 ここは桜が満開に近い。

    

    

    

 本堂前にはピンクのきれいな花が・・・。

    

 カメラを構えている人に尋ねたら「海棠(カイドウ)」だと教えてくれた。

    

 

 「妙本寺」を出たところの電柱に「ぼたもち寺まで徒歩2分」と表示がある。
 「ぼたもち寺??? 聞いたことがないなあ~? 僕の大好物のぼた餅? どんなお寺なんだろう?」と雨の中を行ってみた。

    

 なんとなんと、この「ぼたもち寺」は、

    

 鎌倉時代法華経を広めるため、他の宗派を否定した日蓮は、幕府に危険視され、刑に処されることになり、刑場へ向かう途中、ひとりの老婆が日蓮胡麻入りのぼた餅を捧げた。そして刑が執行される時、江ノ島方面の空に光る物体が出現、恐れをなして刑は中止。老婆が渡したぼたもちは「首つなぎぼたもち」として語られて、この寺の由来になった。

    

    

     
 
 雨脚も強くなってきたので、今日の散策はここまでとして、鎌倉駅からいつもはJRで帰るのだが、ちょっと時間はかかっても、「遅い、揺れる、民家すれすれに通る」のが特徴の江ノ電に乗って、江ノ島の海を眺めながらノンビリと帰ってきた。