月曜日のおしゃべり

◇月曜日の案内所は、毎週定例の研鑽会
 月曜日は朝10時15分から研鑽会だ。
 「幸福地域社会づくり研鑽会」と言って、関東での活動について、課題を出し合ったり、企画の進捗状況を確認しあったり、みんなで知恵を出し合っての研鑽だ。
 今日の研鑽会には、地域の会員以外に、岡部実顕地からサダエさん、練馬供給所からトモエさん、湘南供給所からシカタ君が参加。
 夏に向けての活動や、今週末の岡部実顕地の「トウモロコシ・ふるさと村」について研鑽する。
            


◇新聞記事
 土曜日、日曜日の新聞をまとめて目を通す。
 あとでじっくり読もうと思う紙面は切り離してカバンに入れて、帰りの電車の中で読んだ。
 その1・日曜日の新聞記事
 僕が注目している哲学者の内山節さんの「時代を読む」
             
 今回は、「理念なき劣化した社会」と題して、「今日の政治や経済は、きわめて短期間の、いわば目先の利益ばかりを追っている。」と集団的自衛権や成長戦略と称した政策に怒りを表す。
 「もっと長い時間軸で考えなければ、理念はうまれない・・」と、百年後を考え方の柱に据えることを提唱する。
 百年後の社会の姿がわからない以上、重要なのは「つくる計画」でなく「残す計画」で、「社会がどんなに変わっていても、これだけは残しておかないといけない、そういうものをしっかり残す」理念が必要だと力説する。
 内山さんが例に挙げている残さなければならないものは、自然や、農業などの第一次産業、コミュニティーや本物の地域自治のかたち、「そして何よりも、さまざまな課題に対して考えつづける風土を残さなければならない」と言っている。
 「残さなければならないもの」からの社会づくり。
 改めて、そういう視点で考えてみたいと思った。


 その2・これも日曜日の記事
 「地震は予知できる!」の著者で、電気通信大学名誉教授・早川正士氏のインタビュー記事。
            
 日本の地震学の権威、東京大地震研究所は「現在の科学技術では地震を予知できる段階ではない」と見識を示し、一般の人も地震は予知できないと思い込んでいるが、一週間前程度の短期予知は、地殻から発生する電磁波による電離層の攪乱で可能だと言う。
 それを分かりやすく語り、その研究の進捗に期待したくなる内容だった。


 その3・今日の夕刊一面
 今日は、69年前の沖縄戦で、それが終結したとされる「慰霊の日」。
 一面トップを飾っているのは、平和祈念公園の沖縄全戦没者追悼式で挨拶した安倍首相の言葉でなく、小学校3年生が朗読した詩の全文だ。
            
 目の前に広がる青い空の先には、今も戦争をしている国があることを知って
    「 空はつながっているのに
      どうしてかな
      どこまでが平和で
      どこからがせんそうなんだろう
      どうしたら
      せんそうのない
      どこまでも続く青い空になれるのかな 」
 このような気持ちを詩にあらわしている。
 一国の首相の挨拶でなく、小学生の詩を一面トップで掲載する、そんなとらわれのない編集風土。
 東京新聞という地方紙だから出来ると言えば、それまでだが、内山さんの言葉を借りれば、このような新聞編集風土を残したいから、購読を続けているのかも知れない。


◇月曜夜は戸締り当番の日
 我が家・多摩実顕地の生活館の戸締り、月曜日は僕の当番日だ。
 厨房やロビーなどの火元確認と、駐車場や駐輪場の見回り、そして最後に玄関の鍵を掛ける。
 我が家の門限は11時なのだ。
 それを終えて、ブログを書いていたら、今日も、もうこんな時間になってしまった。