水曜日から金曜日までの三重県のヤマギシの村・豊里実顕地での研鑽会を終わって、東京に戻ってきた。
今回の三重での研鑽会は、日頃の自分達の立ち所や、ヤマギシズムを実践しようとしている自分達の、社会との位置づけ、存在意義などについて、時間をかけて、全国から集まった人達と研鑽した。
研鑚したからと言って「分かった」となるものでなく、僕達の活動が、現代社会から求められるもの、時代に応えるものは何かと、不完全燃焼的なものを持ち続けながら、現状から脱皮する糸口を模索しながら、これからも考えていきたい内容だ。
◇梅雨の晴れ間
3日間、東京案内所を不在にしたので、朝から案内所で溜まっていた仕事を処理する。
高田馬場も、梅雨の晴れ間といった暑い一日だった。
夜は、多摩実顕地で、メンバー全員で研鑽会。
群馬県のヤマギシの村・榛名実顕地からもモリジさんとヤスコさんが研鑽会に参加。
◇驚いたニュース
実は昨日の朝、三重でTVニュースを見ていたら
「東京都町田市の医師が患者の透析チューブを引き抜く殺人未遂事件」が起こって、医師が逮捕されるという報道に、僕は驚いた。
なんと、その事件が起こった某クリニックは、市が勧めている年1回の定期健康診断を、僕が受けている町田駅近くの病院でないか。
さらに驚いたことに、事件を起こした某医師は、僕が一昨年、コレステロール値が高かったので、一年間にわたって3ヵ月ごとに血液検査をしながら経過診断をしてくれていた医師だったのだ。
名前を聞いたときには、ほんとうにビックリ。
「なんで! 先生が・・ほんとに・・・」と・・。
親切に、僕の血液検査結果の値を見ながら、薬の飲む量を調整指導してくれたり、日頃の食べ物なども注意してくれたり・・と、そんな親切で穏やかな医師だった。
新聞報道によると「誰でもよかった。人を殺して捕まり、死刑になりたかった。」と容疑を認めているとある。
同クリニックの所長という肩書があるが、人工透析担当の常勤医は彼だけだったという。
それによる疲れやストレスだったのだろうか。
もし、そうだとしたら、人間って、何と弱い、折れやすい精神をもった生き物なんだろうと、その医師の顔を思いながら、つくづく考えさせられてしまった。