今朝のTVニュースと新聞をみて「これは凄い!」と思ったニュースが2つ。
◇一つは、理化学研究所が成功した「STAP細胞」
このニュースは、ブログを書いている今もTVニュースで大々的に取り上げている。
弱酸性の刺激を与えるだけの簡単な方法で、あらゆる細胞に分化できる万能細胞の発見。
山中京大教授がノーベル賞をもらった人工多能性幹細胞(iPS細胞)よりも、凄い事になる可能性があるとも言われる。
それも、この快挙の研究リーダーが30歳の女性というのがいい。
ごく普通の女性研究者風。
しかし、白衣でなく割烹着を着て研究しているし、研究室ではペットですっぽんを飼育しているらしい。
そんな女性研究者が、従来の常識を打ち破る革新的な万能細胞開発。
「誰も信じてくれなかったことが、何よりも大変だった」と語っている。
昨年春に世界的に権威ある英科学誌ネイチャーに投稿したけれど「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄している」と酷評され、掲載されなかったらしい。
挫けそうになった時「今日一日がんばろう、明日もう一日がんばろう」と思ってやってきたという言葉が、ごく普通に口から出ている。
もちろん専門分野でないので詳しくは知らないが、こんな凄いことを、日本の若い女性がやったことに、何となく気持ち晴ればれするニュースだ。
◇もう一つは、「卑弥呼の鏡」は魔境
特別、古代史に詳しいわけではないが、このニュースも「凄い!」と思った。
「卑弥呼の鏡」と呼ばれる三角縁神獣鏡が、鏡面に太陽光を当てて壁に反射させると、裏面の文様が浮かび上がってきたと言う。
そんな細工をされた鏡を「魔鏡」と言うらしいが、現代人だって、そんな現象を見せられたらビックリするだろう。
京都国立博物館の村上隆学芸部長が、3Dプリンターを使ってレプリカを作り実験して確認したという。
これを、摩訶不思議な力として支配者が利用したのではないかと書かれていたが、卑弥呼がいた古代という時代を覗きたくなるような、夢膨らむニュースだ。