2014-10-21から1日間の記事一覧

木内昇著『櫛挽道守(くしひきちもり)』を読んで

江戸末期、維新に向かって社会が騒然としている時代。 中山道の宿場町の一つ「藪原宿」で、櫛挽き職人の父の技「お六櫛づくり」に魅せられて、女はタブーとされていた櫛挽き職人となり、父の技をただひたすらに身につけようとする女性と、その家族の葛藤の物…