今日は8月31日、8月も今日で終わる。
コロナ感染の緊急事態宣言も来月12日まで延長され、そんな状況で明日からの9月がスタートだ。
◇会の機関紙「けんさん」校正中
原稿や写真を編集して、紙面のレイアウトを考えて紙面づくりをしてくれる九州のヒデコさんに、そのデータを金曜日に送ったのだが、3日間で紙面を作ってくれて、今日、その紙面が送られてきた。
今号は、原稿が予定していたよりも多く集まって、何と10ページの「けんさん」となったのだが、ヒデコさんのセンスでキレイなレイアウトの紙面に仕上げてくれた。
早速、校正中。
全国の編集委員にも送って、明日の昼までに校正を終わらせたいと思っている。
来週には、全国の会員宅へ発送出来そうだ。
◇いま、読んでいる「文藝春秋」
今月の「文藝春秋」は芥川賞受賞作品の掲載号だ。
雑誌価格1,100円で芥川賞作品を2つも読める、と思って購入したのだが、その作品を読む前に、違う記事を読んで時間を取られている。
例えば、『大河ドラマじゃ見られない 渋沢栄一「二人の妻とお妾さん」』や、『世界遺産 三内丸山遺跡と縄文人の世界』や、棋士の羽生善治さんと有働由美子の対談『藤井聡太さんはAI時代の象徴かな』など、興味ある記事が満載なのだ。
特に『世界遺産 三内丸山遺跡と縄文人の世界』は、縄文時代について、「戦を好まず、自然と共存する。魅力的な縄文人に学べ」と千葉大学名誉教授の三浦佑之氏と、青森県世界文化遺産登録専門監の岡田康博氏の話に、新鮮な刺激を受ける内容だ。
三内丸山遺跡の発見は、未開、未発達という縄文時代のイメージを、大きくくつがえしたらしい。
岡田氏は言う。「私は縄文人には、そもそも相手を滅ぼす発想がなかったと考えています。三内丸山遺跡には堀や土塁がなく、敵に備えた形跡がない。また出土する人骨にはほとんど傷の跡がありません。つまり、縄文時代は平和で協調的な社会であって、暴力で命を落とした人も極端に少なかった。さらには、寝たきりの状態で二十歳まで成長した女性の人骨も発掘されて、縄文人が助け合って暮らしていたことを示しています」「現代では、SDGsなど、持続可能な社会を実現するための生き方が見直されていますが、実は遥か以前に縄文人は私たちが理想としていいような、共存共栄を尊重する生き方をしていた。遺跡を見るたびに、そのことを思い知らされるんです」と。
その他にも、縄文人の巨木信仰が、出雲大社の60年おきに建て替えられる式年遷宮や、諏訪大社の御柱に繋がっているのではないか、等など、実に興味ある面白い内容だった。
書き出すといろいろ書きたくなるが、芥川賞作品の『彼岸花が咲く島』を読み出したら、こちらも面白いので、これから寝るまでもう少し読もうと思う。なので、今日のブログはこのあたりでパソコンを閉じる。