午前中はファーム町田店スタッフ、午後はのんびり

 今日の日曜日、昨日とは打って変わて晩秋の晴天。
 風もなく、空には雲もなく、気温は12℃前後と思われるが、穏やかな晩秋って感じ。
 そんな今日は、朝7時からファーム町田店の開店準備から午後1時までスタッフに入って、その後は、テレビを観たり、本を読んだり、のんびり過ごす。

 

◇ザ・ノンフィクション『 ぼけますから、よろしくお願いします。 ~特別編~ 』を観る


 今日の午後2時からフジテレビで、『 ぼけますから、よろしくお願いします。 ~特別編~ 』が放映された。
 これは、知人のプロデューサーが、自らの両親の老い、特に母親の認知症を患った経過を取材撮影したドキュメンタリー映画『 ぼけますから、よろしくお願いします。 』のダイジェスト版的内容なのだが、3日前にメールで「ぜひ、奥様と観てください」という連絡をもらっていた。

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 この~特別編~のもととなっている映画を、僕は8月の試写会に招待されて観たのだが、公開以降、口コミで評判を呼び、大ヒットとなり、全国の劇場で公開され9万3千人に観られたというドキュメンタリー映画だ。
 さらに10月には、文化庁映画賞で「文化記録映画部門」の大賞を受賞している。

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  僕は、試写会で鑑賞した感動を「映画.com」に次のように投稿し、知人の彼女に贈った。
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 認知症となった母を撮影し続けたドキュメンタリー映画 『 ぼけますから、よろしくお願いします。 』 を8月28日の試写会で観た。
 102分のドキュメンタリー映画。言葉では表現できないほどの、高齢化社会に暮らす私たちが考えなければならない、大きなテーマをもらった感じがする。
 認知症が進行していく中でのお母さんの葛藤。
 90歳を越して耳の遠くなった、家事などしたことのないお父さんが、妻の状態を受け入れて、お世話する。
 そんな両親の元に帰ってこようかと言う東京に住む娘に「おれが母さんの面倒はできるから」と言って、日々、買い物をして、コーヒーを淹れて、食事を作って、お世話する。
 そんな典型的な老老介護の実態。
 それを、娘がカメラでとらえ続けた2人の暮らしの映像に、何とも言えないズシンとくる感動を覚える。
 長年共に暮らしてきた夫婦の愛や絆、思いやり・・・、そして、老いとは何か、等々。いろいろな事を考えさせられるドキュメンタリー映画だった。
 肉親を冷静にカメラで記録し続けた信友監督の、精神的強さに驚く作品となっていて、以前に話題になった、監督自身の乳がん闘病のドキュメンタリー番組『 おっぱいと東京タワー 』を手がけた監督だからこそ出来た映画だなあと思った。
 認知症が身近な社会問題となっている今、公開は11月だが、ぜひ、多くの人に観てもらいたい映画だ。
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 今日、改めて~特別編~を観て、またまた、知人の力作に感動。
 と、同時に、僕自身、僕たち夫婦自身にも、避けては通れない大きなテーマだと再認識。
 ますます僕は、映画『 ぼけますから、よろしくお願いします。 』は、多くの人に観てもらいたい映画だと思った。

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