ちょっと高田馬場を散策

 今日は、朝からず〜と座りっぱなしでパソコンとにらめっこの時間が長かったので、夕方、郵便局に出掛けるついでに、気分転換と固まった身体を解そうと、ちょっと高田馬場界隈を散歩した。
 今、僕の好きな花の一つのハナミズキが、どこに行ってもきれいに咲いている。
        
        


◇山吹の里伝説 
 高田馬場駅早稲田口の高架下にアトム壁画がある。
        
        
 その中に、太田道灌の山吹の里伝説の絵が描かれている。
        
 この山吹の里は、高田馬場駅から歩いて10分ほどのところ。
 半月ほど前には、見事な桜が咲いていた神田川に架かる「面影橋」付近なのだ。
        
        
 橋の近くに「山吹の里」碑があった。
        
        
        
 
◇この伝説について、確かなことを知りたいと思って、ネットで検索したら、次のような解説が見つかった。<道灌の山吹伝説>
 太田道灌扇谷上杉家の家宰でした。ある日の事、道灌は鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、みすぼらしい家にかけこみました。道灌が「急な雨にあってしまった。蓑を貸してもらえぬか。」と声をかけると、思いもよらず年端もいかぬ少女が出てきたのです。そしてその少女が黙ってさしだしたのは、蓑ではなく山吹の花一輪でした。花の意味がわからぬ道灌は「花が欲しいのではない。」と怒り、雨の中を帰って行ったのです。
 その夜、道灌がこのことを語ると、近臣の一人が進み出て、「後拾遺集醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに『七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき』という歌があります。その娘は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか。」といいました。
 驚いた道灌は己の不明を恥じ、この日を境にして歌道に精進するようになったといいます。
       (太田道灌と山吹伝説 - 陽山亭より引用)