今日は25日、もう金曜日だ

 一昨日までの連休中は、いい天気が続いたのに、昨日から崩れて、今日も東京は雨の一日だった。それも11月上旬の気温という、ちょっと冷たい雨だ。
 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるが、明日は「秋彼岸明け」だ。今年は残暑がなかったように感じる。


◇会の新聞「けんさん10月号」
 9月号を全国の会員宅に発送して、ホッとしていたら、もう10月号の編集時期になってしまった。
 先週から編集メンバーでは、企画を練っていたのだが、具体的に練り上げていなかったので、今日はそれをまとめて、連載執筆していただいている人への連絡や、すでに届いている原稿の編集を始める。

 
◇夕方、六本木で「土と平和の祭典」スタッフ会議
 11月に日比谷公園で開催される「土と平和の祭典」のスタッフ打合せ会議が、夕方6時から六本木の大地を守る会であったので、イヌカイさんとシカタ君と3人で出席した。
 地下鉄の六本木駅を降りて地上に出たら、六本木ヒルズビルの最上階あたりは、雨に霞んでいた。
     
 今日集まったのは、約20人。開催にあたっての細部が説明された。
      
 今年、力を入れているのが、各家庭から出る廃食油を精製したバイオディーゼル燃料で、ステージの照明や音響も含めて、祭典で使用する電気をまかなおうという取り組みだ。
      
 「家庭を油田に」と呼びかけて、参加者に天ぷら油などの廃油をペットボトルに持ってきてもらって回収するという。


多田富雄さんと鶴見和子さんの往復書簡『邂逅』
 先日、免疫学者の多田富雄さんと遺伝学者の柳澤桂子さんの往復書簡『いのちへの対話 露の身ながら』を感動的に読んだことは、ブログに書いた。
 今日の朝の通勤電車内で読み出したのは、多田富雄さんと比較社会学者の鶴見和子さんの往復書簡『邂逅』だ。(『いのちへの対話 露の身ながら』同様、今回も妻の本棚から見つけ出した書籍だ)
      
 前にも書いたが、多田富雄さんは脳梗塞で右半身不随となった免疫学者で、鶴見和子さんも脳出血で左片麻痺となった比較社会学者だ。
 それぞれ死の淵から生還した体験と、その後のリハビリ生活をも取り込んで綴った往復書簡。
 本の帯には「病前、一度も相まみれることのなかった二人の巨人が、今、病を共にしつつ、新たな思想の地平へと踏み出す奇跡的な知的交歓の記録」とある。

 ちなみに「邂逅(かいこう)」の意味は、「思いがけなく出あうこと。偶然の出あい。めぐりあい。」だ。
 はたして、どんな邂逅が展開され、知的交歓がされるのか楽しみだ。
 じっくり読み進めてみようと思う。