今日も暑い暑い東京だった

◇今日の東京も真夏日。それも猛暑・・
 午後2時頃、郵便局に行く用事があって駅前を通ったら、焼けるような日差し・・。
      

 
◇夕方、帰宅前に書店に寄った。
 そこで買ったのが、半藤一利著の『日本のいちばん長い日』(決定版)という文庫。
 かなり前に読んだ記憶もあるが、もう一度、読んでみたくなった。
        
 来月には、役所広司本木雅弘が出演した映画も公開される。
 じっくり読んでみたくなったのは、映画が公開されたら、きっと「観たいなあ〜」って思うのと、新聞記事で「ポツダム宣言の口語訳全文」を読んだ影響が大きい。


◇その新聞記事。
 日曜日にゆっくり読む時間がなかった新聞をめくっていたら、7月26日ということで「ポツダム宣言70年」という記事が載っていた。
 1945年7月26日に、トルーマン米大統領チャーチル英首相、蒋介石中華民国主席が共同で出した「ポツダム宣言」。
 日本政府に無条件降伏などを通告した13項目の声明の、口語訳全文が掲載されていた。
 先日の国会で安倍首相が「つまびらかに読んでない」と言ったことが新聞に載っていたことを思い出して、僕も「つまびらかに読んでないなあ」と思って、口語訳だったのでじっくり読んでみた。
        
 改めてよく読むと凄い内容だ。
 「日本に対して最後の打撃を加える態勢をととのえた。右の軍事力は、日本が抵抗をやめるまでは、日本に対して戦争を完遂しようとする全連合諸国の決意によってささえられ、かつ鼓舞されている」などと、日本を完全に破壊する態勢が連合国側はととのったと言いながら、
 日本政府がこれを受託すれば、
 「民族として奴隷化し、また国民として滅亡させようとする意図はもたない」とか、「言論、宗教、思想の自由ならびに基本的人権の尊重は確立されなければならない」とも言っている。
 そして最後に「日本が右に述べた以外の選択をとるならば、すみやかな、かつ完全な破壊あるのみ」と、これ以上戦ってもムダだと締めくくっている内容だ。
 この「ポツダム宣言」を、政府、軍部の首脳部はどう理解し、どう受け取ったのか。
 それが戦後の日本にどう影響したのか。
 それが知りたくて、『日本のいちばん長い日』を読んでみようと思った。