8月最終の週がスタート

◇今日も残暑厳しい気温
 三重県から来ていた長男家族が、今朝、車で帰った。
 朝、ファーム町田店の開店準備が終わった後、1時間ほど孫2人と遊んで、9時過ぎに送り出した。
 その後、高田馬場の案内所で、会の新聞「けんさん」9月号の構成を考えながら、集まりだした原稿をチェック。
 今日の東京は、昨日に引き続いて、35℃を終える残暑厳しい一日だった。
 夜は、雷雨。短時間だったが豪雨。
 そんな中でも、元気に咲いているのが「サルスベリ百日紅)」の花だ。
      


明治維新150年の新聞記事
 先週の水曜日の朝日新聞に「近代日本の光と影」というタイトルの特集記事があった。
 後でゆっくり読もうと、カバンに入れたままになっていた。
      
 「日本が近代国家への道に踏み出した明治維新から今年で150年になる。身分制を廃止し、西洋文明を積極的に取り入れた日本は、憲法と議会を設け、アジアでいちはやく近代化を成し遂げた。だが、その富国強兵路線は、やがて植民地獲得競争と侵略戦争へと突き進んだ。明治維新が生んだ近代日本の光と影を、隣国からの視線も踏まえて振り返る。日本にはあれ以外の道はなかったのだろうか。」とリード文で、問題提起している記事だった。
 記事の内容は、日本の近代化に対して、「朝鮮からの視点」と「中国からの視点」を考察説明し、
 さらに、「日本はアジアの東辺にあるが、国民の精神はアジアを脱して西洋文明に移っている」という、福澤諭吉の「脱亜論」にも触れて、軍事的拡大路線に舵を切った明治新政府を説明し、
 その時流に逆らった反骨の人物として、新政府では参議兼海軍卿海軍大臣)の要職だった勝海舟を挙げて、その勝海舟と親交があった足尾銅山鉱毒問題と闘う田中正造や、「植民地は不要だとする小日本主義」を唱えた石橋湛山に触れていた。
 明治維新から始まった近代日本を、今、冷静に振り返って検証している、なかなか読み応えのある記事だったので、ここに記してみた。