ファームドゥの「食の駅」店舗と農場を参観

 群馬県を拠点にして農家を支援し、独自流通システムで首都圏をターゲットに産地直送農産物販売店舗を展開している企業「ファームドゥ」。
 先日は、都内に出店している「地産マルシェ」という小型店舗を見学したので、今日はそれよりも大型店舗「食の駅」の見学と、「農業生産法人・ファームクラブ」農場を訪問した。


◇食の駅・日の出店
 多摩実顕地を朝8時前に出発して、タケイさんとカワハラさんと僕の3人で、東京都西多摩郡日の出町にある「食の駅・日の出店」へ。
 この店舗は、イオンモールの中にあった。
 イオンモールそのものが、まだ新しいショッピングセンターなので、きれいな、通路も広い、ゆったりとした店構えだ。
    
    
 朝9時からの開店と同時に入ったので、朝採り野菜を並べ中。
 男性の店員に挨拶すると「ヤマギシさんの15個パックの卵がよく売れてますよ。」と。
 朝7時から開店準備しているらしい。
    
 品数が多い。それぞれの野菜が数種類(農家)並んでいる。出品農家によって値段もまちまち。
    
    
 これが、ヤマギシの有精卵。
    


◇食の駅・吉岡店
 岡部実顕地に寄って、ノジリさんとヤマモトさんをピックアップして、群馬県高崎市の北にある「食の駅・吉岡店」へ。
 毎日、有精卵を納入している榛名実顕地のイクセさんと合流。
    
 廻りは田んぼと畑が多い田舎だ。それに今日は平日の雨の日。まだ10時半頃なのに、店舗前の駐車場はほぼ埋まっているほど客がいる。
    
    
 ファームドゥは元々が農業資材の販売だったらしく、この店舗には農業資材から、精米機を設置した米のコーナー、地酒や地元ワイン、何々食品・何々店と屋号が付いた惣菜や弁当と、なんでも並んでいる。
    
    
 塩のコーナーを探して、どんな塩が並んでいるか調査。
    
 その後、店長さんに挨拶して、タケイさんはモンゴル岩塩を置けないか交渉する。

 ここは、ファームドゥの農産物店舗出店第一号店らしい。店舗の裏は、地元農家から納入された農産物を、他の店舗への配送センターにもなっていた。


農業生産法人・ファームクラブ
 吉岡店から車で30分ほどの所に、「農業生産法人・ファームクラブ」というファームドゥの中里農場がある。
 ここは「いちご狩り」が人気だと聞いていた。雨なのにお客さんが数グループ。
 先日、豊里実顕地を訪問してくれた農場責任者のマルヤマさんと本社のオオシマさん、法人責任者の方が迎えてくれて、その苺ハウスを案内してくれた。
 もちろん、昨年、モンゴル訪問した時に、ファームドゥがモンゴルで投資している農場を案内してくれて、先日、豊里にも来てくれたモンゴル人女性・ゲレテーさんと男性実習生も迎えてくれた。
 ここには、苺ハウスが5棟とトマトハウスが1棟ある。
 写真左が、今月末にモンゴルに帰国するゲレテーさん。
    
    
 この苺ハウスは1棟2反歩の広さで、16,000本の苺苗が植わっているという。
 それが5棟だ。すごい規模だ。
    
 ハウス内にはモーツァルトの音楽が流れ、「クラシック苺」と命名している。
           
 
 ハウスの周りに、ソーラーシェアリングを建設中だった。
    
 ソーラーシェアリングとは、太陽光パネルを地上から数m上空に設置し、パネル同士の間隔を空けて配置し、間にビニールを張り太陽光を地上にも届くようにして、その下で水耕栽培とか、フキなどの栽培をする仕組みで、農業と発電を両立させたシステムのようだ。

 積極的大規模投資と新しい試みをしているのにちょっと驚きながら、興味津々で説明を聞いた。

 今日は残念ながら雨の日の参観になってしまったが、それでも、いろいろ参考になった一日だった。