今日の日曜日は、久々に実顕地で一日を過ごした。
そうは言っても、案内所にかかってくる電話は携帯電話に転送にしておいたし、ノートパソコンでメールの確認や返信も出来るから便利なものである。
◇モンゴルでの特講は昨日スタート
昨日、モンゴル第5回特講がスタートした。
現地に世話係で行っているナルセさんと電話連絡を取ったら、ナルセさん達が到着してから3日間ほどは雨で肌寒い気候だったが、昨日は朝から晴れて爽やかだとの話。
「これから特講期間中は、爽やかな日が続きそうだ」と声が弾んでいた。
順調な準備状況を確認して、「参加者の確認は夜の10時半に申込者リストを互いにもってやろう」と電話をきった。
モンゴルと日本では1時間の時差だ。
それで、昨夜、11時半に電話で入れる。
参加者の名前や年齢、職業などを確認修正して、電話を切った後、参加者名簿を完成させて三重の特講事務局に送信したのは、深夜の1時ちょっと前になってしまった。
今回のモンゴル特講は、25名の参加者開催を予定していたが、2名追加されて27名の参加者でスタートとなった。
◇見逃した人気TV番組『半沢直樹』を観る
この人気TV番組は、スタートしてから日曜日の夜に実顕地にいるときは観ていた。
先週の日曜日は三重に出張していたので見逃していた。
その時の高い視聴率が話題となっている。
原作となった池井戸潤の小説は読んでいたが、番組も気になってネットで探したら動画画像がアップされていた。
確かに、面白い。
銀行を舞台としたドラマだが、企業内部には実際にこのような人脈があり、こんな人間がいると思わせ、窮地と戦う主人公を演じる堺雅人もいい。
ついついドラマの展開に引き込まれてしまう。
◇文庫・鷲田清一、内田 樹著『大人のいない国』
内田樹のブログを覗いたら、鷲田清一との対談本が文庫化されたと書いてあった。
鷲田清一と内田樹ならば、面白いにちがいないと思って本屋に行く。
最近は、持ち運びに便利というのと、本代の節約もあって、もっぱら買うのは文庫本である。書店で買っても700円前後、ブックオフなら100円か150円だ。
今回買った文庫『大人のいない国』は560円である。
この『大人のいない国』
読みだしたら止まらない。実に考えさせられる内容だ。
さすが、鷲田清一と内田樹である。
おススメの一冊として、裏表紙に載っている紹介文と目次を転載。
─「こんな日本に誰がした」犯人捜しの語法でばかり社会を論じる人々、あらゆるものを費用対効果で考える消費者マインド、クレーマー体質…日本が幼児化を始めたターニング・ポイントはどこにあったのだろうか。知の巨人ふたりが、大人が消えつつある日本のいまを多層的に分析し、成熟への道しるべを示した瞠目の一冊。─
目次
プロローグ 成熟と未熟(鷲田清一)
第一章 対談「大人学」のすすめ(鷲田清一×内田樹)
第二章 大人の「愛国論」(内田樹)
第三章 「弱い者」に従う自由(鷲田清一)
第四章 呪いと言論(内田樹)
第五章 大人の作法(鷲田清一)
第六章 もっと矛盾と無秩序を(内田樹)
終 章 対談 身体感覚と言葉(鷲田清一×内田樹)
ほんとうに、考えさせられることがいっぱいの、お薦めの文庫本である。