◇蓮
我が家・多摩実顕地の近くには、蓮の花がきれいに咲く所として、薬師池公園以外にもう一か所、小山田神社のハス田がある。
今朝は、そこに行ってみた。
今年は、セミの鳴き声は聞こえないが、蓮の開花は早いようだ。
◇禅語
散歩から帰ってきて、昨日、読み残した東京新聞を開いたら、「こころ」欄に「〝生きる〟禅語を道しるべに」というタイトルの記事が載っていた。
禅語で、僕のお馴染みは〝日々是好日〟だ。
*日々是好日(にちにちこれこうじつ)
どのような日でも毎日は新鮮で最高に良い日だという意味。
雨の日も風の日も、その時の感情や状態を大いに味わって過ごせば、
かけがえのない日になるということ。
そして、友人のサヲリさんのブログのタイトルは、〝日々好日也〟だ。
これもきっと同じ様な意味だろう。
新聞で紹介されていたのは、〝知足〟〝而今〟〝帰家穏坐〟だ。
読んでいて、この禅語もなかなか味があると受け止めたので記しておく。
*知足(ちそく)
足りるを知るという意味。
不必要なものを欲しがるのでなく、
自分にとってはこれだけあれば十分だと思える心。
その心をもつことが、人生を生きやすくするコツだという言葉。
*而今(にこん)
「過ぎ去った時」「この瞬間」は二度と戻ってこないという意味。
絶対の生命の真実は「今」この時をおいて他にない。
「今」この瞬間を大切に生きなければならない。
人生を本当に価値あるものにするには、
このタイミングを逃してしまうと二度と訪れないという、
貴重な時間の過ごし方を示した言葉。
*帰家穏坐(きけおんざ)
我が家に帰り、穏やかな気持ちで坐禅を組む(坐る)という意味。
悟りを求めていろいろなところを訪ね歩くより「本来の自己」に立ち返り、
本当の自分の場を見つけ出す境地を表している言葉。
モーニングコーヒーを飲みながら、こんな記事を読んでいたら、
限りない欲望という「執着心のスパイラル」を捨てて、今この時を大事にして、山の彼方の青い鳥ばかりを求めずに、足下を見つめて、自分のやるべき事を見出したいと、そんなことを思った。
◇向日葵
多摩実顕地の駐車場脇にイヌカイさんが種を蒔いたヒマワリが咲きだした。
背丈はそんなに大きくなっていないが、この暑さで、慌てて咲いた感じ。