沖縄から「ムーチー」が届く

 沖縄に住んでいる次男夫婦から、宅急便で「孫の初ムーチーを食べてください。」と、大きな笹のような葉に包んだ練り餅のようなものが届いた。
            
 名前を「ムーチー(鬼餅)」というらしい。
 沖縄では、昔から旧暦の12月8日(今年は新暦の1月20日)に、この「ムーチー」を食べるという習慣があるらしい。
 もち米粉に水を加えて練り、サンニン(月桃)の葉に包んで蒸して作るのだそうだ。
 無病息災を願う縁起物で、家族の健康を祈り、厄払いでもあり、子供の歳の数だけ軒下に紐でしばって吊るしたり、子供が生まれた家では「初ムーチー」と言って、親戚や近所に配るのだそうだ。
 次男夫婦には、昨年の11月に子供(僕には孫)が生まれた。
 その孫の無病息災を願っての「初ムーチー」が送られてきたのだ。
 孫は、生まれて2ヶ月ちょっと経つが、元気に育っているようだ。
 届いた「ムーチー」は、「三温糖入り」と「紅芋入り」と「かぼちゃ入り」の3種類だ。
 サンニンの香りと、餅の甘さが、素朴でなかなか味わいがある。
 手紙に付いていた説明文では、沖縄の人々はこの「ムーチー作り」が、冬の到来を告げる風物詩なのだという。


◇東京(町田)には、まだ雪が
 朝、散歩に出かけたら、いつもの散歩コース〝尾根緑道〟には、先週の月曜日に降った雪が、1週間たったのにまだ残っている。
      
 奥に入った日陰では積もった雪が凍っていた。