正月3日は大山に登る

 昨夜、食事の席でシカタさん達が大山に登ると言って誘われた。
 大山は5、6年前にもお正月に登ったことがあるが、かなりきつかった記憶がある。
 妻からの「あなたも行って来たら・・」という後押しもあって、今日の大山登山に参加する。


◇大山
 大山は、神奈川県伊勢原市にある標高1,252mの山だ。丹沢の山並みにそびえて、関東百名山のひとつでもある。
        
 富士山のような三角形の美しい山容から、古くから山岳信仰の対象となり、信仰登山は大山講と呼ばれ、各地から通じる道は「大山道」と呼ばれていた。
 山頂に阿夫利(あふり)神社本社、中腹に阿夫利神社下社が建っている。
 大山は別名を「阿夫利(あふり)山」、「雨降(あふ)り山」ともいい、農耕民にとっては大山と阿夫利神社は雨乞いの神なのだ。
 我が家・多摩実顕地の生活館屋上からも望むことができ、僕は、日課にしている木刀の素振りの時には、いつも大山の方向を向いて素振りしている。
      

◇朝7時に出発
 今日の大山登山は、シカタ君、イナダ君、チエコちゃんの30代の若者と、60代のオカザキさんと僕。
 車で伊勢原の大山登山口まで行く。
 先ずは、ケーブルカーに乗って、中腹の阿夫利神社下社がある標高600mほどの阿夫利神社駅までいく。
 ケーブルカーは、お正月ということで10分間隔の臨時運転。超満員だ。
            
 下社にも初詣に来た人が大勢いる。
      
      


◇下社から頂上1,252mまで登山
 急な階段状の登山道を登る。
 途中、富士山が望めたり、江の島や伊豆大島が望めたりするが、かなりきつい。
 マフラーを取り、ジャンパーを脱ぎ、それでも汗が出る。
      
 やっと、1時間半かかって、頂上にある阿夫利神社本社の鳥居が見える。
      


◇頂上の阿夫利神社本社
 頂上に着いてひと休みすると、一気に汗をかいている身体が冷える。
 奥ノ院を参拝して、展望もそこそこに下山する。
      
      


◇下山
 上りとは別のルートを、霜柱が溶けてぬかるんだ下山道に気を付けながら下りること1時間半。
 登山のスタート地点の阿夫利神社下社に無事到着。
 予定では、帰りはケーブルカーを使わすに下りようと思っていたが、帰りもやっぱりケーブルカーに乗って、駐車場に戻る。
 夕方、4時過ぎに実顕地に着き、30代の若者に、なんとか同行できた今日の登山にホッとしながら、風呂で疲れを癒す。
 今は、心地よい身体の疲れだ。