今日から2月が始まる

◇『山岸巳代蔵伝 ─自然と人為の調和─』
 元ヤマギシの村に住んでいた島根県のヤマグチさんから『山岸巳代蔵伝』を送っていただいた。
 ヤマグチさんは、『山岸巳代蔵全集』の刊行委員会メンバーの一人だが、ヤマグチさんは岡山の出版社から今回『山岸巳代蔵伝』を刊行したのだという。
       
 同封されていた手紙によると、執筆の動機の一つが、全7巻の全集に対して、ヤマギシで育った若者から「自分が育ったヤマギシズム学園の考え方の基になっている山岸巳代蔵の思想」を、手軽に触れて知ることが出来る単行本スタイルの本の要望の手紙だったという。
 確かに、全7巻の全集には資料的価値はあるが、全巻読破するのは、経済的にも、時間的にも、根気的にも、二の足を踏む人も多い。特に書籍離れしている若者には敬遠されてしまう。
 この『山岸巳代蔵伝』をまだ読んでないので内容的なことは知らないし、読んだとしても僕には基本的知識も乏しく評することはできないだろうが、山岸巳代蔵の思想を広く社会に問うキッカケとしては、十分な価値ある刊行だと、ヤマグチさんに敬意を表したいと思う。


◇今週末は会員総会
 今週末は、ヤマギシ会の年一回の「会員総会」を三重のヤマギシの村・豊里実顕地で行う。会場準備もあって金曜日から三重に行くので、今日と明日で出来るだけ事前準備をしなければならない。
 韓国やモンゴル、タイからも、メールやFAXで、総会に向けてのメッセージが届いた。展示できるように書式を整える。
 各地から参加申し込みもFAXで届いている。
 サユリさんは、地域の子育て講座が終わってから案内所に午後に来てくれて、参加者名簿のまとめや豊里実顕地への連絡と大忙しだ。


◇会の機関紙「けんさん・2月号」編集始める
 2月号の1面トップは、もちろん総会記事だ。
 総会が終わって来週早々には編集を完了して、出来るだけ早く発行したいと思っているので、それ以外の紙面の記事は、三重に行く前に編集をしておきたい。
 そんなことで、昨日から編集作業に時間を割いている。
 いつものことだが、寄せられた原稿などを、紙面構成を描きながら、字数を計算しながら、編集していく。
 ちょっと時間に追われている心境だが、こんな時こそ、思考回路を整理して事にあたろうと思う。
                       
◇夜、Eテレの「100分 de 名著」を観る

 今月の放送は、 新渡戸稲造の『武士道』。