木曜日のおしゃべり話題2つ

◇カメイさんの菊花の鉢植え

 多摩実顕地に今年も見事な菊花の鉢植えが玄関先に飾られた。
      
                
 毎年、この時期になると届けてくれるのは、厚木市在住のカメイさんだ。
 カメイさんは、ヤマギシ会初期にヤマギシズムの提唱者・山岸巳代蔵さんと一緒に行動を共にした大先輩なのである。
 顔を合わせると、僕はいつもヤマギシ会運動の伸展について発破をかけられる。


◇絵本『かっぱのすりばち』が届く
 今月上旬に、東京新聞夕刊に紹介されていた童話『かっぱのすりばち』のことを、僕はこのブログに「この童話の舞台は、福島県南部の僕の生まれた隣町だ」と書いた。
 その童話本が、やっと手に入った。
             
 前にも書いたが、この童話は、かっぱのお母さんが自らの命を削って、村の子ども達を救うという「無償の愛」がテーマ。
 新聞での紹介は、内容に感動して、東京のアニメ制作会社が映像化するというニュースだった。
 前にも記載したが、もう一度、この童話のあらすじを記しておこう。

      『かっぱのすりばち』
 村の子どもらは、かっぱのかんきちと仲良しだ。夏には、片貝川で素もぐりを教えてもらう。ところが、1人だけいつまでももぐれない子どもがいた。それが庄屋の息子=じんろくだ。たった1人でもぐりの稽古をするじんろくが、不幸にも水死する。

 それを大人たちは「かっぱのかんきちがやったのだ」と決め付け、殺してしまう。
 嘆き悲しむかんきちのかあちゃん

 その後、村に疫病が流行り、子どもらが生死をさまよう。観音様のお告げは「かっぱのかあちゃんに、妙薬を作ってもらうしかない」。
 かんきち(子供)の敵である大人たちの願いを「村の子らは、かんきちの友達だでなあ」と受け入れる。妙薬を作るには、大きな石が必要だ。片貝川にあった大きなすり鉢上の石で妙薬を作ったかあちゃんは、精根尽きて死んでしまう。

 妙薬を飲んだ子らは日に日に元気になり、村人はいつまでもかっぱの親子の冥福を祈る。


 ここに、本の中の1ページをアップさせてもらったが、僕の生まれたのは、この中の水郡線(水戸〜郡山)の「ひがしだて」という絵の下(南)のほうに描いてある駅が最寄り駅だ。
     
                        ここが「ひがしだて」駅だ
 懐かしい地名や温泉名が記載されていて、見ているだけで嬉しくなって、一人にやけている。