火曜日のおしゃべり

◇今朝の空
 台風24号が九州に近づいている。
 明日は車で三重県ヤマギシの村・豊里実顕地に出張だ。
 そんな心配をしながら、早朝、生活館の屋上に上がったら、秋のきれいな空があった。
      


◇駐車場脇の秋桜
 僕は、秋桜を見るとついシャッターを切りたくなる。
 まだまだ、秋を彩っている秋桜
      
 ♪淡紅の秋桜が、秋の日の何気ない陽溜まりに、揺れている♪
 ちょっと口ずさみながら、案内所に向かう。
             


◇童話『かっぱのすりばち』
 東京新聞の夕刊を電車の中で読んでいたら、童話『かっぱのすりばち』のことが載っていた。
          
 この童話は、なんと福島県南部の僕の生まれた隣町が舞台だ。
 佐藤先生という小学校の校長が2005年に、近くを流れる片貝川にある「かっぱのすり鉢」と呼ばれるすり鉢状の巨大な岩を題材に創作した童話なのだという。
 かっぱのお母さんが自らの命を削って、村の子ども達を救うという「無償の愛」がテーマらしい。
 その内容に感動して、東京のアニメ制作会社が映像化するというニュースだった。
 首都圏の小学校などで、教材にも使われ始めたらしい。
 なんとも、うれしいニュースではないか。
 帰宅して、早速、ネットで検索したら、「一声社」という童話や児童書を出している出版社から本になっていた。
 近々、注文してみようと思う。
 僕の生まれ育った隣町から生まれた童話。
 あまり嬉しかったので、「一声社」HPに載っていた「あらずじ」を無断転載(すみません)。
      『かっぱのすりばち』
 村の子どもらは、かっぱのかんきちと仲良しだ。夏には、片貝川で素もぐりを教えてもらう。ところが、1人だけいつまでももぐれない子どもがいた。それが庄屋の息子=じんろくだ。たった1人でもぐりの稽古をするじんろくが、不幸にも水死する。
 それを大人たちは「かっぱのかんきちがやったのだ」と決め付け、殺してしまう。
 嘆き悲しむかんきちのかあちゃん
 その後、村に疫病が流行り、子どもらが生死をさまよう。観音様のお告げは「かっぱのかあちゃんに、妙薬を作ってもらうしかない」。
 かんきち(子供)の敵である大人たちの願いを「村の子らは、かんきちの友達だでなあ」と受け入れる。妙薬を作るには、大きな石が必要だ。片貝川にあった大きなすり鉢上の石で妙薬を作ったかあちゃんは、精根尽きて死んでしまう。
 妙薬を飲んだ子らは日に日に元気になり、村人はいつまでもかっぱの親子の冥福を祈る。


◇多摩実顕地はお風呂工事
 現在、多摩実顕地ではお風呂場の工事中だ。シャワーだけは使用可。
            
 そんなことで、最近は涼しくなったので、シャワーでは物足りなくて、誘い合っては近くの銭湯「大蔵の湯」に行く。
 今日も研鑽会が終わった後、6人で車に乗り合わせて銭湯へ。
 壁一面の銭湯独特の大壁画を眺めながら、熱すぎるお湯に、子供のようにはしゃいで・・。

 たまには、銭湯も風情があっていいものだ。
 はしゃいでいたのは、僕一人だったのか、帰りに「Naoji〜sanの声って、女風呂まで聞こえたわよ。」と言われてしまった。