昨日は友人と会い語り合う

 先週から会の新聞「けんさん」新年号の編集を始めている。
 今週は明日の水曜日と木曜日は、三重県ヤマギシの村・豊里実顕地での定例の研鑽会で出張が入っている。
 それまでに、編集出来るところはやっておきたいと思って、昨日・今日と編集に追い込みをかけている。
 それに、毎朝、案内所に行く前に、6時半頃から8時半過ぎまで、農場直売「ヤマギシファーム町田店」のお店準備をしている。
 各地から送られてきた農産物を、作っている人の顔を思い浮かべたり、買う人の目線を描いて陳列台に並べたりするのは、それはそれで楽しい作業だ。
 しかし、先週から日曜日まで、群馬県や埼玉県、栃木県と出かけていたこともあって、少々疲れ気味のようで、昨夜は、ブログを書こうと思ってパソコンを開いたが、身体のことを思って寝るのを優先してしまった。

 
◇昨日は映画『FOUJITA』の照明を担当した友人と会う
 前にも、友人の照明技師・ツカヤマさんが、画家・藤田嗣治を題材にした小栗康平監督の映画『FOUJITA』の照明を担当したことは、ブログに何回か書いた。
            
 そのツカヤマさんが「12月に入って時間があるので・・」と、昨日の午後に案内所を訪ねてくれた。
 そして、ツカヤマさんは小栗康平監督の書いた本をプレゼントだと持ってきてくれた。
        
 話は、
 小栗康平監督と過ごした日々のこと。
 小栗康平監督の映画に対する追求心と、小栗監督の人柄。
 興行でなく「歴史に残る」映画として作られた背景。etc
 ツカヤマさんは、僕に熱く語ってくれた。
 そして、
 「今までの映画作り、照明の当て方など、今までの考えをすべて無にして取り組む毎日でね。小栗さんの追求する映画作りにどっぷり付き合って・・。それが新鮮でね、その連続の毎日だったよ。」
 「小栗康平監督は、どんなことでも〈分からない〉という位置からの思考なんだよね。」
 「一つのシーンを撮るにも、何ヵ所も、納得いくまで探し回って、一ヵ所に1時間もたたずんで考え込んでいるんだよ。それに僕はずっと付き合って、僕も考えて・・」
 「小栗さんと一緒にいたら、何か、ヤマギシの村で生活していたときのことを思い出して、これって何だろうと思ちゃった。」
 「若いスタッフも、だんだん監督のペースに巻き込まれて、いろいろ考えるようになったり、思ったことを出したり・・」
 書き切れないほど、いっぱい語るツカヤマさんだった。
 「小栗監督の、どんなことでも〈分からない〉という位置からの思考って、ヤマギシでやっている研鑽と通じるものがあるんじゃないの? 研鑽会だって〈分かっている〉から出発したら研鑽にならないもの。」と、二人で納得。
 そして、映画作りのエピソードもいっぱい聞かせてもらった。
 楽しい、興味ある内容だった。


◇今朝も農場直売「ヤマギシファーム町田店」のお店準備をする
 今日も野菜がいっぱい。