今日は「立冬」だ

 今日は「立冬
 暦の上では冬の始まりだ。
 しかし、今日の東京は曇り時々雨のお天気だったが、気温は20℃を超えた感じで、2時頃に案内所を訪ねてきた男性は、額の汗をしきりにハンカチで拭っていた。


ETV特集FOUJITAと日本」を観る
 先週の金曜日に、福岡のサユリさんから『「解明 藤田嗣治の真実」を先週見ました。小栗監督や映画のカットもいくつか出てきます。今夜12時、再放送があります。ご覧になってなければ、ぜひ。』というメールをいただいた。
 僕のブログを見てくれていて、僕が、藤田嗣治の展覧会に行ったことや、公開間近の小栗康平監督の映画『FOUJITA』を観ようとしていることを知っての、お知らせだった。
 しかし、その日はヤマギシファーム町田店のオープン準備などで疲れていて、観ることが出来なかったので、今夜、その録画を観た。
         

 小栗康平監督が、なぜ今、画家・藤田嗣治を映画にしたのか。
 監督自らが語っていた。
         
 日本では評価されなかった藤田嗣治を、同じようにパリに憧れて、パリに滞在したこともある高村光太郎と比較しながら、藤田嗣治の生涯をなぞりながら、その真実を日本の近代化の波の中で見つめる内容だった。
 今、僕が読んでいる文庫・近藤史人著『藤田嗣治「異邦人」の生涯』とも重なって、興味をもって観た。
 『明治以降の日本人画家で、海外で藤田に匹敵する高い評価を得ることができた画家は今もなお存在しない。だが、藤田ほど日本と海外での評価が異なっていた画家はいないのも事実である。』(著書・135頁)
 このように言われる画家・藤田嗣治
 小栗康平監督の映画『FOUJITA』を、ますます観たくなってワクワクする気持ちが湧いている。
         

 注:Photoは3枚ともテレビ画像