小幡さん演奏のパーカッション・ライブ

 今日、夕方4時から東京世田谷の「おおくら大佛・妙法寺」で、岡山在住の小幡さんのパーカッション・ライブがあったので行った。
 会場となったお寺は、通称「おおくら大佛・妙法寺」といい、正式名は「東光山妙法寺」。僕は、一度行ってみたいと思っていたお寺だ。
 入口の法華門もなかなかの風格。
      
 その横には桜が咲いていたので驚いていたら「これは10月桜というのです」と説明してくれた。
      
 このお寺には、大佛様がある。高さ8メートル、重さ8トンだという。台座から回転できるようになっていて、朝9時から夕方5時までは本堂の方向を向き、夕方5時から翌朝9時までは世田谷通りの方向を向いて、交通安全や世界平和を祈念しているという。しかし、大佛様をお参りするために階段を上がると、大佛様は僕の方を向いてくれる仕掛けになっていた。
      

 会場は、仏様が描かれた襖絵の前。
      
 演奏中は撮影できなかったのでライブ案内チラシをアップするけれど、小幡さんはこの案内チラシのように仏様に見守られながら演奏していた。
      

 演奏が終わってからは、トークセッション。
      

 僕は小幡さんの演奏は、前にも何度か聴いたことがあるが、今回ほど演奏に引き込まれたことはなかった。
 演奏のテーマ「細胞からの音に出会う瞬間(とき)」そのもも。細胞分裂で生命が次から次と生まれるように、多彩な音が縦横無尽に、生まれ、浮遊し、心に飛び込んでくる感じだった。
 演奏を聴きながら、僕は今日の朝5時から観たNKH教育TVの「こころの時代」での生物学者中村桂子さんの「38億年前に生まれた1個の細胞から始まった生命誌」の話を思い出していた。
 この「生命誌」と「小幡さんの細胞からの音」については、もう少し僕の中で感じたことが醸成されるのを待って記したいと思う。