今日は8月1日・月曜日、夏本番のはずが

 今朝は、8月とは思えないほど涼しい朝だった。
 我が家・多摩実顕地の駐車場脇の花壇のひまわり。「ちょっと遅いなあ」と思いながら植えたのだけれど、けな気にもちゃんと咲いてくれた。
 でも、この涼しさ、顔を出さない太陽に戸惑っている様子。
       
 今日から8月がスタート。
 案内所への電車の中で、今日はあれをやろう、これを片付けようと段取りして案内所に向かったが、メールの対応や電話の対応で、そうは問屋が卸さない一日だった。
 その上、7月の会の会計を〆ていたら、どうしても1260円が合わない。伝表を一枚一枚チェックしても合わない。先月末は合っていた。そうはいってもと5月にまで遡ってチェックする。それでもダメ。行きつ戻りつの末に、1260円は振込手数料420円(3回)が出金伝票記入時に記入漏れというのを発見して、一件落着。発見すれば「こんなことだったか」とあきれるミスだ。

 帰宅の電車の中で読んだ新聞に梅原猛が「なでしこジャパン」について面白いことを書いていた。 
    
 梅原は、なでしこジャパンの活躍で「今は亡き作家の高橋和巳の言葉を思い出した」という。高橋は「学問においてチームがもっとも生産的になるためには、属する各人が強い個性をもつ羅漢であり、しかもそこに和がなければならない」と言ったらしい。
 梅原は「羅漢とは仏教において独り悟りを得た人間であるが、その一人一人がそれぞれ奇怪というべき個性的な風貌をしている」として、なでしこジャパンの選手たちを評していた。
 読んでいて「まさにそうだな」と思って楽しくなったので転載させてもらう。
・大声で叫び、大声で笑い、八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍をする澤選手は女羅漢の筆頭。手八丁口八丁という言葉があるが、澤は足八丁頭八丁。大きな口を開けてカラカラと笑うところはまったく羅漢である。
宮間選手は、ややおとなしいチームをまとめる参謀の羅漢といえる。
・ドイツ戦で途中出場し、難しい角度からみごとにシュートを決めた丸山選手スウェーデン戦で初先発ながら2ゴールを挙げた川澄選手アメリカとのPK戦で、アメリカ選手のシュートをみごと右に左に跳んではじいた海堀選手、すべて神業としか思われないプレーをした彼女たちも羅漢である。
 梅原猛が、サッカーをこのように詳しく観ていたことにも驚いたが、その活躍を羅漢に例えて言っているのが面白いと、電車の中で一人笑ってしまった。
 疲れた日には、こんな文章に出会うのが、何よりの癒しである。