今日は春分の日。4月後半のような気温が続いている。
でも、明日は低気圧が来て、先週のような雨風が強い一日となるだろうとの予報。
◇会の機関紙「けんさん」の編集
今月末までには紙面を完成して、全国の会員宅に発送したいと思って編集を始めた。
3月7日~14日で開催されたヤマギシの合宿セミナー「特講」に参加した人たちの感想の投稿原稿が届きだしたので、その編集から始めている。
「特講」に送り出した人からも、どんな思いで送り出したのかの投稿原稿も届きだした。
それぞれが、それぞれのドラマを紡ぎながらの「特講」だったことが伺える。
仙台の会員には、東日本大震災から10年が経過しての原稿を依頼している。
先ほど、お風呂に入っていたら、突然揺れた。震源地は宮城県沖で、宮城では震度5強だという。原稿依頼しているニシダさんも宮城県仙台市在住だ。
◇100分de 名著
僕は毎週月曜日の夜、NHKの「100分de 名著」を楽しみにして観ている。
今月は『災害を考える』として、4冊の書書を、批評家であり東工大学教授の若松英輔さんが、解説しながら紹介している。
1週目は、寺田虎彦の『天才と日本人』
2週目は、柳田国男の『祖先の話』
3週目は、セネカの『生の短さについて』
4週目は、池田晶子の『14歳からの哲学』
3週目まで観たのだが、文字でしっかりと若松さんの解説を確認しようと、テキストを買ってきて読みだした。
若松さんは、この4冊を読み解く鍵となるテーマは「つながり」だという。
── 天災の猛威は、私たちが「自然」とのつながりを、いかになおざりにしてきたかという厳しい現実を突きつけました。(中略)東日本大震災のあとも、豪雨や台風による災害がいくつも起きました。そして、今、私たちは新型コロナウイルス感染症という新たな危機のただなかにいます。目に見えるつながりや利害関係にもとづいた「関係」や「交わり」は、ときに非常に脆いものであることも経験してきました。──
このように述べて、4冊の書籍から、私たちは何を教訓として得て、これからを、どう生きたらいいのかを、読み解き解説している。
僕は特に、1週目に取り上げた寺田虎彦の『天才と日本人』の解説を、テキストでじっくりと考えながら読んでいる。
明治から昭和にかけての物理学者であり、随筆家であり、俳人の寺田虎彦という人物の洞察力の鋭さに驚いている。
◇月一回定例の「男達のZoom交流研鑽会」
毎月第3金曜日の夜7時から9時で、オンライン研鑽会をやっている。
以前は、高田馬場の東京案内所に寄っていたのだが、コロナ禍となってからオンラインでやっているのだ。
オンラインになったので、九州や滋賀や金沢からの参加も可能になって、意外な効果をもたらしている。
昨夜、話題として投げかけたテーマは「突然襲った東日本大震災、あれから10年が経過、そしていまコロナ。この2つの予測だにしなかった出来事。自分自身の生活、生き方、生き甲斐に影響があったのか、あったと感じているとしたらどんなことか、2つの出来事を自分に引き寄せて、いま何を感じているか。」こんな内容だ。
それぞれが、10年前のあの時、どこで何をしていたか、その時、何を思ったか等などを出し合いながら、あれ以降の自分の心の変化などを考えてみた。
オンラインでは難しいかと思ったが、活発に出されて、自分と向き合う交流研鑽会になった。
◇町田のソメイヨシノも咲き出した
我が家から歩いて15分ほどの桜の名所で僕の散歩コースの一つの「尾根緑道」の桜も咲き出している。
遊歩道わきの畑の菜の花は満開。桜の開花を待っている。
この位置から眺める風景の、菜の花と桜のコントラストが最高なのだ。
満開の桜が待ち遠しい。
遊歩道を7~8分歩いたところに、満開の桜の樹があった。
「越の彼岸」という桜だった。