朝起きたら快晴。春の穏やかな暖かい陽気になりそう。
2月の末の新聞に東京国立博物館の特別展「空也上人と六波羅密寺」のことが載っていて、ずっと気になっていた。
「ひとたびも 南無阿弥陀仏という人の 蓮(はちす)のうえに のぼらぬはなし」
一度でも念仏を唱えれば安楽を得ることができると、疫病に苦しむ市中を歩き、庶民に説いた平安時代の高僧・空也上人。
その姿を、仏師・運慶の子の康勝が彫ったという重要文化財の「空也上人立像」。「南無阿弥陀仏」の6文字がそれぞれが阿弥陀仏となって口から現れてる。高い技術の写実性は、身体の細部に宿る。
こんな説明文を読んで、ぜひ見ておきたいと思った。
天気もいいし、ファーム町田店も休みだし、午後2時半からの研鑽会までは特に用事が入っていない。
今日がチャンスと、午前中、上野の東京国立博物館に出かける。
朝一番の入場なので、予約なしで入場できて、ゆっくり鑑賞することができた。
写真撮影は禁止なのでパンフレット接写画像だが、この通り、すごい。表情といい、身体の細部までリアルだ。今にも動き出しそう。
こちらの「地蔵菩薩立像」や「地蔵菩薩座像(運慶作)」などもすごい。
何ともいえぬ穏やかな表情の菩薩像だった。
帰りに山手線を高田馬場駅でちょっと下車して神田川へ。
昨年の4月までは東京案内所が高田馬場だったので、桜の時期は毎年、神田川の桜を楽しんだ。「もう、遅いだろうけど、花筏は見られるかも・・」と、早稲田近くの面影橋へ。
まだ、少し花を残している枝もあった。