今日は秀吉の小田原城攻めにまつわる温泉へ

 今日は、箱根湯本までの小旅行で、日帰り温泉を楽しむ。
 行った先は、箱根湯本駅から歩いて15分ほどの所の「箱根・花紋」という温泉宿。

    f:id:naozi:20220103190618j:plain

    f:id:naozi:20220103190642j:plain

    f:id:naozi:20220103190714j:plain

 豊臣秀吉小田原征伐の際、小田原城攻めの本陣とした早雲寺近く。
 この「花紋」という宿名は、秀吉が合戦前夜の茶会の際に、したためた「風の舞、我慢に、花の紋」という句にちなんで付けられたという。

    f:id:naozi:20220103190838j:plain

 日帰り入浴料は、入湯税を入れて2,030円。
 温泉は敷地内の地下850メートルから湧き出す豊富な自家源泉を使用。
 泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。
 pH8.4の弱アルカリ性で、透き通る湯で、切り傷や火傷などにも良いお湯らしい。
 そのため、室内湯や露天風呂それぞれのお風呂は、秀吉にまつわる伝承を元に名前が付けられている。
 たとえば、大浴場天守の湯」は、秀吉が一夜城を築城のため掘り起こした時に湧いた温泉に浸かったということから名付けられていたし、秀吉が天下取りを夢見た湯と記されていた寝湯は「夢見の湯」

    f:id:naozi:20220103190947j:plain

    これが「夢見の湯」(ネット画像を借用)

 秀吉が小田原城攻めの際に築いた「一夜城」の石垣にちなんだ洞窟風呂「石垣の湯」もあった。
 また、切り傷、擦り傷に効くという箱根の湯を壺にため合戦に備えたという、つぼ風呂は「桐壷の湯」と名付けられていた。

    f:id:naozi:20220103191044j:plain

    これが「桐壷の湯」(ネット画像を借用)

 さらに、サウナ「湯祭り」は、秀吉が太閤になった日を記念した湯祭りで、三日三晩踊り続け、吹き出す汗が肥満を治したと伝えられたことから名付けられたらしい。


 とにかく、湯上がりは身体がホカホカ、満足度最高の湯上がりだった。
 そして、なかなか重厚な趣ある温泉宿で、こんな豪華な、お正月飾りがひと目を惹きつけていた。

    f:id:naozi:20220103191228j:plain