元旦の恵まれた快晴のお天気に誘われて、我が家の近隣にある氏神様の神社やお寺を、初詣に巡ってみた。
◇先ず詣で初めは、毎年、初詣を欠かせたことがない「矢部箭幹八幡宮(やがらはちまんぐう)」へ、妻と一緒に。
僕たちは毎年、ここの神社で縁起物の「御神矢」をいただいている。
昨年の御神矢を納めて、おみくじも引く。今年は2人とも「吉」。
ここには、子育て獅子がいる。
この獅子たち、意外と優しい顔をしている。
この矢部八幡神社は付近一帯の鎮守である。
「平安時代の中頃(約900年前)、源義家が東北地方で戦ったあと、都への帰り道このあたりで病気になり、八幡宮の神にお祈りしたところ、夢に白髪の老人が現れ弓矢を使って取り憑いていた悪鬼を追い払い快癒した。義家はこの白髪の老人は八幡宮の神と感謝し、荒れ果てていた神社を建て直した」という伝説がある由緒ある神社だ。
この神社は、なんと、伊邪那岐命・伊邪那美命(新良山神社・熊野)、天照大神(神明)、素戔嗚尊、宇迦之魂神(稲荷)、応神天皇(若宮八幡)、菅原道真(天満)が合祀されている。
◇「淡島神社」
この神社は、もとは「箭幹八幡宮」の飛地にある境外の末社であったが、後に和歌山市の加太町に鎮座している淡島明神を勧請し、婦人病に霊験のある神として信仰され、「淡島さま」と呼ばれ、婦人の守り神である。
◇「木曽秋葉神社」
この神社は、遠江の秋葉山三尺坊(秋葉神社)よりの勧請で、火の神は家人の命を守る神といわれ神聖視される一方に、火が荒れるといって火災のおそれを防止するために鎮火祭をおこない、火伏ぜの神を祀った神社。祭神は秋葉神(火結神)。
ここには、奇形の欅の大木があり、それは「縁結び」の欅とも言われているらしい。
◇「木曽秋葉神社」の隣りにあるお寺が「木曽山福昌寺」
このお寺は、徳川家康の遺骸を久能山より日光へ移送の際には休息所となったと言われている。
境内には、「仲良し」と記された可愛い石像があった。
◇「金比羅社」
江戸の中期、讃岐國金刀比羅宮より分霊を勧請し創建。本社金比羅宮は水上交通の守り神であるが、当社は一般交通、旅行安全の守護神として町田街道沿いに祀られている。
◇最後は「小野神社」
この神社がある小野路は、江戸時代には鎌倉街道(大山街道)の宿場町として栄えた「小野路宿」。
この小野路宿の名主が小島鹿之助で、幕末には新選組で活躍した試衛館時代の近藤勇・土方歳三・沖田総司などと親交があり、剣道の出稽古で江戸からたびたびここに訪れ、この神社が稽古場だったという。
今年こそは、コロナ禍が収束して、のびのびと、良い年でありますように。