我が家の周りを歩いていると、よく目にするのが「庚申塔(こうしんとう)」だ。
◇今朝も、ファーム町田店の開店準備が一段落した後、ちょっと散歩していたら「庚申塔 青面金剛(しょうめんこんごう)」が祀られているのを発見。
◇「庚申塔? 青面金剛?って何だろう?」と調べてみたら
──庚申塔(こうしんとう)は、庚申塚(こうしんづか)ともいい、中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のこと。庚申講を3年18回続けた記念に建立されることが多い。塚の上に石塔を建てることから庚申塚、塔の建立に際して供養を伴ったことから庚申供養塔とも呼ばれる。
庚申講(庚申待ち)とは、人間の体内にいるという三尸虫(さんしちゅう)という虫が、庚申の日の夜、寝ている間に天帝にその人間の悪事を報告しに行くとされていることから、それを避けるためとして庚申の日の夜は夜通し眠らないで天帝や猿田彦や青面金剛を祀り、勤行をしたり宴会をしたりする風習である。(ウィキペディアより)
「ついでに、青面金剛って何?」
──青面金剛(しょうめんこんごう)
顔色の青い金剛童子。六臂三眼の忿怒(ふんぬ)相をしており、病魔、病鬼を除くという。また、俗に庚申会(こうしんえ)の本尊で、猿の形相をしているもの。(コトバンクより)
◇我が家から100mと離れていない住宅街には、なんと玄関脇に「庚申塔」が祀られている。宅地に造成されたが、この「庚申塔」は残して家を建てたのだろう。
◇夕方、業務スーパーまで買い物に行った時、そう言えば、その裏手にも「何かある」と思い出して回り道してみたら、こちらは「地神塔(じじんとう)」だった。
──地神塔は、地神信仰に基づいて地神講あるいは社日講によって造立された石塔であり、社日塔(しゃにちとう)ともいう。東日本では神奈川県に、西日本では岡山県と香川県に多く分布する。
関東の地神講で祀る地神は作神(農耕神)の性格を持ち、春と秋の社日に祀られた。社日とは春分・秋分に最も近い戊(つちのえ)の日であり、春は五穀豊穣を祈願し、秋は収穫に感謝する。作神が春の社日に来て秋の社日に帰るという伝承もある。古代中国に由来する観念が日本に伝わり、農耕神と習合し、さらに地神信仰と習合した。(ウィキペディアより)
調べてみると、なかなか面白い。
この地の近くを「鎌倉街道」も通っていて、歴史ある地域なのだ。
「鎌倉街道」は、鎌倉幕府に大事が起きたとき、武士が鎌倉へ駆けつけられるように整備された道路で、いくつかのルートが造られたという。そのひとつが、この近くを通過していたのだ。