版画美術館で「浮世絵摺り体験」をする

 今日の東京都心の最高気温は37.3℃と気象庁が発表。
 確かに暑かった。
 今朝、8時過ぎに、高田馬場の案内所に出勤するときの町田の空。
 「今日も猛暑だぞ~!」と雲が叫んでいた。

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 そして、午後2時ごろの高田馬場
 郵便局まで5分ほど歩いたのだが、まさに焼けつくような暑さだった。

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◇「浮世絵摺り体験」のおしゃべり

 我が町にある「町田市立国際版画美術館」は、日本国内では数少ない版画専門の美術館なのである。
 町田駅から徒歩で15分ほどの芹ヶ谷公園内にあるのだが、僕は時々行って、常設展示や企画展や、特別企画を楽しんでいる。

 先日、やっていたのが「浮世絵摺り体験2020」という企画。

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 浮世絵には興味があって、よく観賞したり、浮世絵を題材にした小説などもよく読むのだが、浮世絵の作者の北斎や広重、写楽国芳などの絵師も凄いと思うが、その絵柄の下絵を彫る職人、それを摺る職人の技のすばらしさに、僕はいつも感動してしまう。

 そんなことで、僕は早速、体験参加。

 先ずは、美術館職員のお姉さんの説明と指導を受けて・・・。

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 説明通りに、素直に、そのまま、やってみる。

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 歌川広重の「東海道五拾三次」から2点を、4色、4回摺り重ねる体験だった。
 1色目、2色目、3色目と、版摺りを重ねるごとにワクワクする。
 4摺りの作品を2回体験。
 そして、完成したのが、これだ。

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 我ながら「なかなかの出来栄え」と自画自賛

 

 では、摺り上がった絵の説明をちょっと・・・。

 日本橋 朝之景』
 東海道のスタート・日本橋の早朝の風景だ。

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 空がだんだんと朝日に染まる頃、橋を渡るのは大名行列。魚河岸から魚を運ぶ人たちも描かれている。
 

 『庄野 白雨』
 東海道五拾三次の45番目の宿場の庄野(三重県鈴鹿市)の夕立風景。

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 大きくたなびく竹林、傘をすぼめ急ぐ人、行き交う人は突然の夕立におお慌ての様子から、風雨の強さが伝わる。

 

 小学生でもできることだが、なかなかいい摺り上がりで、面白い、感動ある体験だった。