出張から帰って文庫本を一冊買う

 水曜日の朝から三重県ヤマギシの村・豊里実顕地へ出張で出かけて、昨日の夜9時半に戻ってきた。

 昨日の三重県は朝から雨。風もあって雨足も強く、午後3時半まで研鑽会に出て、車で東京に帰ってきたのだが、我が家に着くまで雨の中のドライブだった。運転してくれたタケイさんとシカタ君にご苦労様の言葉と感謝。

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 今日も朝から雨で、3時ごろには止む予報だったが、帰宅する夜になってやっと止んだ。この先しばらくは、このような天気の日が続きそうな予報だ。
 日照時間が例年になく少ない日々に、農産物への影響も報じられ始めている。

 


◇またまた原田マハの文庫を読み始める
 原田マハさんの松方幸次郎と松方コレクションを題材にした『美しき愚かものたちのタブロー』を読んで、続けて、イギリス人の陶芸家・バーナード・リーチを題材にした『リーチ先生』を読んだことを、僕のブログで知った読書好きの友人から「原田マハのデビュー作で沖縄の離島を舞台にしたカフーを待ちわびて』も、いい物語だよ。」とメールもらった。
 ネットで検索したら
──《 もし絵馬の言葉が本当なら、私をあなたのお嫁さんにしてください─。きっかけは絵馬に書いた願い事だった。「嫁に来ないか。」と書いた明青のもとに、神様が本当に花嫁をつれてきたのだ―。沖縄の小さな島でくりひろげられる、やさしくて、あたたかくて、ちょっぴりせつない恋の話。選考委員から「自然とやさしい気持ちになれる作品」と絶賛された第1回『日本ラブストーリー大賞』大賞受賞作品。(「BOOK]データベースより)》──

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 原田マハさんの沖縄を舞台にした作品は、米軍統治下の戦後に首里城の北に存在した「ニシムイ美術村」と、沖縄に派遣されてきた米軍の軍医との交流を題材にした『太陽の棘』という物語と、離島の南大東島で純沖縄産のラム酒づくり事業をやり遂げる女性の奮闘記『風のマジム』の2作品を読んでいる。
 両作品とも、沖縄の風土と、沖縄の風と、沖縄人の気質を感じながら読んだ。
 このカフーを待ちわびて』は、さてさて、どんな物語の展開が沖縄の地を舞台に繰り広げられるのだろうか。
 通勤電車の車内で、楽しみにページをめくり出した。

 

◇文庫本って「安い」と思う

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 人によく「本をよく買うね。」と言われることがある。
 今回買った『カフーを待ちわびて』も、BOOF・OFFで探そうと思ったが、その前に書店で探したら457円だった。税を入れても493円也。500円でポイントが付くカードを出したら、店員が「すみません。ポンとは付きませんね。」と言われた。
 そうか、この文庫本は「生ビール1杯よりも安いのか」と・・・。

 僕は、文庫本って本当に安いと思う。
 文庫本の値段は、最近のラーメン1杯分の値段とほぼ同じくらいだ。
 そんなことで、生ビール1杯でなく『カフーを待ちわびて』を買ったし、数日の通勤電車で楽しめる文庫本に、小腹が空いた時のラーメンより、価値を見出して僕はそちらを選ぶ。

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