今朝は、久しぶりで降った昨日の雨で、歩道や樹木の葉が濡れた雨上がりの清々しい朝だった。
町田駅までのバス乗車を、途中まで徒歩。
住宅街の紅梅を楽しんだり、団地の中庭に咲いている梅の花を楽しんだり・・。
◇「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」
現在、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで、「新・北斎展」が開催されているのを、先日、新聞広告で知った。
「葛飾北斎の絵師人生を紹介する大規模展覧会を開催します。 国内外から集められた名品・貴重品はもちろん、近年再発見された作品や日本初公開となる貴重な作品約480 件(会期中展示替えあり)を通じて、真の北斎に迫ります。」
これは、時間を作って、絶対、観に行こうと思っていた。
そんなことで、今日の夕方、帰宅前に地下鉄・日比谷線の六本木駅で降りて六本木ヒルズへ。
地下鉄を降りて、改札を出たら・・・・。
森アーツセンターギャラリーは、森タワーの52階。
窓から東京の夜景もきれいだった。
早速、入場料1600円と音声ガイド550円を払って展示会場へ。
会場内には、北斎の約70年におよぶ絵師人生を、作風の変遷と、主に用いた画号によって6期に分けて紹介されていた。
展示されていた作品は、主に北斎研究者・永田生慈氏の収集した「永田コレクション」が所蔵していたものが多いが、アメリカ・シンシナティ美術館所蔵の北斎88歳の時に描いた肉筆画『向日葵(ひまわり)図』など、初公開の作品もあり、実に観応えある作品群だった。
第1章:春朗期─デビュー期の多彩な作品(20歳~35歳頃)
第2章:宗理期─宗理様式の展開(36歳~46歳頃)
第3章:葛飾北斎期─読本挿絵への傾注(46歳~50歳頃)
第4章:戴斗期─『北斎漫画』の誕生(51歳~60歳頃)
第2章:為一期─北斎の象徴する時代(61歳~74歳頃)
第3章:画狂老人卍期─さらなる画技への希求(75歳~90歳頃)
このように分類展示してあったのだが、実に観応えのある内容だった。
北斎といえば、最も有名な作品「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の摺り上げ8工程も詳しく説明と版画の展示もあった。
北斎に関心がある人には、必見の展覧会である。
それにしても、葛飾北斎と人物は、底知れない凄さがある。