今日は「ハーフタイムデー」

 今日は、6月最後の日だ。
 2017年も半分が過ぎて折り返し点。「ハーフタイムデー」と呼ぶのだそうだ。
 天気予報によると、梅雨空も今日までで、明日からは夏日が続き、もしかして、もうすぐ「梅雨明け」となるかもしれないらしい。
 水瓶となるダムの貯水量は大丈夫だろうかと、少々心配になる。


◇会の新聞「けんさん」編集
 夕方までに、集まっている原稿や写真を編集して、紙面作りをお願いしているイワタさんにデータを送信。
 まだ未到着は、写真2点、連載原稿1点、マンガだが、明日中には届くだろう。
 来週から紙面作り。


◇『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲルバベルの塔」展』
 上野公園の東京都美術館で4月から開催されている「バベルの塔展」が、今週の日曜日までだと気付いて、慌てて(なんとか時間を作って)、昨日の夕方、帰宅前に上野に寄った。
         
 ネットに「バベルの塔展の混雑情報」というのがあって、随時、混み具合をアップしている。
 「待ち時間お知らせ:ただいま、入場までのお待ち時間はございませんが、会場内は大変混雑しております。チケット売り場のお待ち時間は約5分です。」
 待ち時間なしなら・・・と思って、会場に向かう。
 ところが、会場に入ると「チケット売り窓口」は3列長蛇の列。
         
 15分ほど並んでチケットをゲットして、展示場に行ったら、なんとそこでも長蛇の列。
         
         
 ここでも20分ほど並んで、音声ガイドを借りて入場。
         
 今回の展示は、「バベルの塔」作者のピーテル・ブリューゲルのみならず、彼が手本としたヒエロニムス・ボスの油彩2点や、作者不詳の16世紀ネーデルラントの絵画、版画、彫刻などの宗教芸術作品、約90点が展示されていた。
 僕は、ヒエロニムス・ボスの作品を初めて観たが、聖書に基づく寓話、それも幻想的で怪異な作風の絵などで、ちょっと驚く。
 ブリューゲルの「バベルの塔」前は、一説では画上に描かれた人々の数は1400人と言われている。
 壮大な風景と細部の精密さ、目を懲らして見れば観るほど驚く。
 「窓の形が場所によって異なり、塔を建てながら建築様式がだんだん変化」「中央部に教会」「レンガの破片が散らばって赤みを帯びている壁」「建築で使った人力クレーン」などなど、音声ガイドがなかったら、それら細部が気付かないほど超細かい描写。
 「バベルの塔」が展示してある会場の片隅の部屋で、約5分間の3D映画によるバベルの塔解説が上映されていて、バベルの塔が生まれた経緯や、ブリューゲルの技や描写を分かりやすく映像で説明。
 解説で「バベルの塔」についても展示してあった。
 それを要約すると、「旧約聖書に神話的部分に登場する塔で、かつて世界中の人々は同一の言葉を話していて、協力して天まで届くような塔をつくろうと試みた。それを見た神が人々の思い上がった行いに激怒し、この場所に降り立ち、人々にいくつもの異なる言葉を与えて、大混乱を起こさせ、建設を阻止したというもの」だと解説されていた。
 会場を出たところに、撮影コーナーがあって、人間の身長を170cmとして推測した塔の高さは510mだというパネルがあった。