今回出張の目的のひとつ、来日する若者への教育も、昨日の講義でほぼ終わって、今日は時間があったのでウランバートル市内を散策する。
夕方からは、今回のモンゴル特講に参加した女性で最年長のトンガーさん(48歳)を、会の新聞「けんさん」に載せたいと思って取材インタビューする。
◇スフバートル広場
市内を散策するスタートをスフバートル広場にした。
広場の前には、目立つ特徴的なスカイビルがあるので、迷ったらここに戻ってくればいいと思ってのことだ。
ここウランバートルにも、旧・社会主義の国々の首都にある「広場」があり、赤の広場や天安門広場と同様にスフバートル広場があるのだ。
そして、ウランバートル広場といったらやはり中央にある「英雄・ダムディン・スフバートル」の騎馬像と、正面の政府宮殿にある「チンギスハン」が鎮座する像だ。
◇国立民族歴史博物館
何度もウランバートルに来ているが、ゆっくりと民族歴史博物館を観たことがなかったので入館。
入館料8000Tg、写真撮影でプラス1000Tgだった。
さすがモンゴルが誇る国立博物館だ。
なかなか見応えのある博物館だった。
石器時代から、モンゴル帝国の制覇時代、社会主義から民主主義への変換時代、ロシアや中国との関係のなかでたどってきた時代を経て、現在の民主主義としての新しい時代のモンゴルの歴史を展示物で、時代順に追って紹介していた。
古代モンゴル時代の岩に描かれている狩り壁画や土器や石仏。
広い国土だけあって民族衣装も多様だ。
モンゴル帝国の制覇。
この制覇地図に日本の「蒙古襲来」も記されていた。
モンゴルの伝統芸術、民族楽器の数々。
農機具の数々。日本とほぼ同じだ。
これが最後の王様らしい。
1920年頃の独立運動の様子。
民主化後に日本から訪問した皇太子や小渕首相や小泉首相の写真も展示してあった。