今回のモンゴル出張での「こぼれ話」を記してみる。
◇初夏のウランバートルには柳絮(りゅうじょ)が風に舞う
6月末の時期に、ウランバートルを訪れたのは初めてだった。
街なかを歩いていると、綿毛のような、浮遊する白い物体に出くわした。
かなり以前に中国を訪れた時、このような綿毛が飛んでいたことを思い出した。
「これは、何だろう。」と思って聞いたら、
「ポプラの種で、この時期は毎年、飛ぶんです。アレルギー反応を起こす人もいます。」との答えが返ってきた。
「ポプラの種?」と思って、綿毛を付けている樹に近づくと、確かにポプラらしき樹だった。
写真下は、それが飛び散って道路端に集まった、綿毛の吹き溜まりである。
ホテルに帰ってネットで調べたら、「柳絮(りゅうじょ)」と呼ばれていることを知った。
気を付けて見ると、確かにウランバートル市内には、街路樹にポプラのような樹が多い。
この樹は、ヤナギ科の落葉高木で、ポプラの一種らしい。
◇STUDENT POLICE
今回、ウランバートルの街を散策していて、目に付いたのが、こんな若者だ。
この「STUDENT POLICE」。
街中をパトロールしているのか、二人連れで歩いていた。
どうも学生アルバイトの警察官のようだ。
今回、僕は声をかけなかったが、親切に答えてくれるらしい。
◇工事ストップの高層ビル
ウランバートルの中心地・スフバートル広場の近くに、工事ストップされた高層ビルがあった。
「土台がちゃんとしていなくて、建てているうちに傾いてきたらしいよ。」とビャン君が車の中で、そのビルを説明してくれた。
ここでも、手抜き工事が横行しているのだろうか。
◇モンゴルは「恐竜」だ
モンゴルといったら「恐竜」である。
アジア大陸の中央に位置するモンゴルは「恐竜化石の宝庫」として知られている。
ゴビ砂漠など乾燥した大地から数多くの化石が、非常によい状態で発掘されるらしい。
最近、アメリカに持ち出された化石を、裁判で取り戻したというニュースも見たことがある。
恐竜化石を見たいと思って「自然歴史博物館」に行ってみたら、工事中で休館だった。
その話をしたら、「恐竜見に行こう」と、友人が連れて行ってくれたのが、最近できたショッピングモールのHunnu Mall。
巨大な恐竜化石が、吹き抜けホールに飾られていた。