今日から6月「水無月」

 今日から6月だ。
 なぜ、「水無月」というのかと思って調べたら、

 〈水無月の「無」は「の」という意味の連体助詞「な」であり「水の月」であるとする説が有力である。〉とあった。
 そんな「水の月」のスタートだが、今日の東京はよく晴れた夏日。
 今年の関東地方の梅雨入りは、6月4日頃から11日頃の間といわれているが、この陽気が続きそうで、まだ先のようだ。



◇文庫・原田マハ著『ジヴェルニーの食卓』
         
 さすがは、キュレーター(学芸員。博物館・美術館等の展覧会の企画を担う専門職)の経歴がある原田マハだからこそ書ける短編集だ。
 マティスドガセザンヌ・モネの様子を、身近にいた人の思いを通して描いている。 まだ、世の中から受け入れられない画家の日常や、いち早く、その才能を感じ取って支援する人たち。このような中から、今は巨匠と言われる画家が誕生したのだと、絵画について、それほどの知識がない僕は、そんな事に興味をもって読んだ。
 4編の中で、僕は特に「タンギー爺さん」がよかった。
 彼は、大金持ちのパトロンでもない、日々の生活もままならない画材商。まだまだ認められない、売れない、貧しい画家の卵が持ってくる絵を引き取りながら、絵の具を渡して、その若い画家に期待を託して生きている。
 彼はゴッホ肖像画タンギー爺さん」によって後世に名を残したが、無名の真の芸術愛好家だったのだというのが描かれている。 
             


◇ラインで送られてきたアザミの花
 最近、三重県ヤマギシの村から石川県のヤマギシの村に引っ越したハルミさんに「加賀はどうですか?」とラインしたら、「住めば都でーす。」と、アザミの花を生けた写真が送られてきた。
             
 アザミも僕は好きな花だ。
 アザミの花の横に「愛」という文字。きっと村の食堂「愛和館」の看板の「愛」だと思うが、なぜか、米沢藩家老・直江兼続の兜にある「愛」を思い出してしまった。
 僕の感覚からいうと、東京(江戸)からの方角は、加賀藩米沢藩もおおよそ同じ方角だからいいとしよう。
 

◇夜はテレビでスポーツ観戦
 全日本男子バレーの対イラン戦。
 接戦を繰り返して、なかなかいい試合でちょっと興奮したが、惜しくも負けてしまった。オリンピック出場が難しくなったようだ。
 同時に勝敗を気にして、スマホで動向を追っていた横浜ベイスターズ
 セパ交流戦の第一戦・対西武戦で、昨日は勝っていいスタートを切ったのだが、今日は負けてしまった。
 昨年は、交流戦でコケて散々だったが、今年はそんなことはないだろうと、密かに期待している。
 明日の第3戦はきっと勝つと期待。