朝ドラのおしゃべり

◇朝ドラを深夜に観る
 最近スタートした朝ドラ『マッサン』を、僕は夜の11時から観ている。
 今までは、朝ドラは観たことがなかった。
 前放送の『花子とアン』だって、話題になったり、白蓮が登場していると知って、土曜日のまとめ放送をちょっと観てみた程度だった。
 今回は、朝ドラが夜の11時から再放送されていると知って、いつも観ていたニュース番組のチャンネルを、今のところはNHKBSにしている。
 興味を持って観始めたのには、ちょっとした動機というか理由がある。
 それは、この物語が、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝と妻のリタをモデルにしたテレビ小説だからだ。
            
 今は、中島みゆきの主題歌も「いいなあ」って思いながら、チャンネルを合わせている。


◇ではなぜ、興味を持って観ているのか
 実は3年ほど前、僕はモンゴル語に使われているキリル文字だけでも読めるようになりたいと、早稲田奉仕園モンゴル語講座に週1回夜に通ったことがある。
 そのとき一緒だった数少ない受講メンバーに、2ヶ月後にモンゴルに赴任するという女性がいた。
 講座何回目かの時に「タケツルって、珍しい名前だね?」と言うと、
 「日本酒飲まないのですか? 広島にタケツルって銘柄のお酒があるの知りません?」と言って、実家が、その銘柄の酒を出している蔵元なのだと笑っていた。
 その後、彼女は3年生の息子と共にウランバートルに赴任したのだが、モンゴルに出張したときに2度ほど、彼女が勤務する事務所に、日本の味のお土産としてヤマギシレトルトカレーやひよこせんべいを持参して訪ねて会ったりした。
 今は、もう3年の赴任期間が終わって、東京に戻ってきているのだが、時々、Facebookメールで連絡を取っている。
 先日も、朝ドラの主人公のモデルが、ウイスキーを日本で初めて作った竹鶴政孝だと知った時、
 「もしかして、TV放送が始まった『マッサン』って、Eさんの実家に関係する話ですか?」とメールしたら、
 「はい、朝ドラのマッサンの生家として、わたしの実家の蔵や、街並みが撮影に使われました。マッサンは、わたしのひいおじいちゃんの時代で、親戚になるのですが、生まれたのはわたしの実家だということで、ひと時、故郷の竹原市は盛り上がったようで、父母や弟夫婦も、11月ごろエキストラ出演するらしいです。」
 こんなメールが届いた。
 彼女って、そんな家系の出だったんだと驚きながら、ミーハー的性分の僕は、今のところ観続けているのだ。
 今夜も、これからチャンネルをBSにしようと思う。
             
 それにしても、中島みゆきの主題歌「麦の唄」がいい。