日中は、じりじりと焼け付くような陽ざし。
今日は一日、高田馬場の案内所で、溜まっていた事務的な仕事をする。
◇夜、NHKスペシャル「ノモンハン 責任なき戦い」を観る
NHKでノモンハン事件についての放送をしていた。
モンゴル草原の地で繰り広げられたノモンハン紛争。
それは、どんなものだったのか、いつか、関係書籍を読んでみようと思っていたので、この放送に興味を持って観た。
ロシアで見つかった2時間に及ぶソ連軍の記録映像と、NHKが入手した150時間を超える陸軍幹部の肉声テープから、この紛争経緯と敗北の真相に迫る内容だった。
映像は、モンゴルの草原の中に、ソ連軍の戦車と一緒に人骨が野ざらしになっていて、驚くほどの長さの塹壕跡を映し出していた。
そのノモンハン紛争の失敗は隠され、参謀本部の情勢分析の甘さと無責任な体質は、2年後の太平洋戦争へと突き進んでいったという。
戦争とは何か。
組織とは何か。
その中での人の命とは何か。
などなど、考えさせられる、なかなか見応えのある、内容だった。
◇ノモンハン事件(ウィキペディアより)
1939年(昭和14年)5月から同年9月にかけて、満州国とモンゴル人民共和国の間の国境線をめぐって発生した紛争のこと。1930年代に日本(大日本帝国)とソビエト連邦の間で断続的に発生した日ソ国境紛争(満蒙国境紛争)のひとつ。満州国軍とモンゴル人民共和国軍の衝突に端を発し、両国の後ろ盾となった大日本帝国陸軍とソビエト労農赤軍が戦闘を展開し、一連の日ソ国境紛争のなかでも最大規模の軍事衝突となった。