8月13日のおしゃべり

 今週は、朝の通勤電車も空いている。
 その代わり、大きなスーツケースを引いたり、リックを背負った子供を連れた家族が、電車でも駅のホームにも多い。
 案内所も今週は事務局を休みにしている。
 今日は一人だった。


◇女子大生の来客
 昨日の夕方、「明日の午前中に、そちらに伺ってもいいですか」と、大学生だと言う女の子から電話があった。
 9時過ぎに案内所に着いて、整理しておきたい書類や、読みかけの資料などに目を通していたら、10時半頃にその女学生が訪ねてきた。
                  
 京都の立命館大学で、実家が東京なので先週、東京に帰ってきたから、ネットで調べたら高田馬場に案内所があることを知って、訪ねたと言う。
 映像関係の勉強をしていて「いろいろな団体で生活している同世代の人のことを知りたいのと、ヤマギシって何だろうと、前からちょっと気になっていたから・・」と。
 1時間ほど話をして「そのうち、参観に伺ってもいいですか」と言って、カウンターにあった機関紙「けんさん」のバックナンバーも「これ、もらっていいですか」と手に取って帰って行った。


◇今日は8月13日
 今日は、月遅れの「お盆の入り」だ。
 昔、子どもの頃に親に言われて、兄弟で迎え火を焚いた記憶がある。
                  
 「この煙に乗って、仏様が帰ってくる」と母に教わった。
 東京に住むようになって、お盆連休に帰省するときも、母は「13日は仏様の帰る日だから」と、僕の帰省を「13日はずらすように・・」と言っていた。
 仕事の都合もあるのにと思いながら、僕はそうしていた。
 母は、そんなことを結構気にする人だった。
 今は、そんなことを気にする人も、あまりいないだろう。
 新聞に「今日が帰省客ピーク」と、高速道路や新幹線の混雑状況の記事が載っていたのを見ながら、そんな母を思い出した。