◇今日見つけた花─Photo─
今朝、多摩実顕地の近くの遊歩道・尾根緑道から見えた富士山。
尾根緑道を歩いていたら、こんな花が咲いていた。
新緑の中で、こんな花々に出会うと、なぜか新鮮な気分と、心が和む感じをもらう。
◇「なあなあ」という言葉
映画『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』が話題になっている。
妻にも「観たいねェ〜、観に行こうよ」と誘われている。
その映画の原作は、三浦しをんの『神去なあなあ日常』だ。
僕は三浦しをんの小説が好きなこともあって、かなり以前に読んで、その後、映画化と聞いて楽しみにしていた。
その小説の舞台となっているのは、三重県津市美杉町(物語では神去村)なのだが、村の方言として、タイトルにもなっている「なあなあ」という言葉がよく出てくる。
新聞のインタビューの中で、この言葉を三浦しをんは「この小説のために作った言葉」で「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」という意味だと言っている。
そして、
─ 神去村の人たちは、自然を相手に百年単位で仕事をしているので、あまりあくせくしていない。やるときは一生懸命に頑張るけれど、ときには人間の力が及ばないことがあるということを経験として知っています。例えば台風が来れば、一晩で何千本もの木が倒れてしまうこともあるそうです。一本一本が、前の世代から受け継いでそれこそ何百年単位で大事に大事に育ててきた木です。それでも絶望せず、気を取り直してまた木を植えていく。目先の利益や成果にとらわれて一喜一憂するのとは、スケールがまるで違う考え方、感じ方をしているのです。
「なあなあ」とは、そういう価値観を踏まえた上での、もっと適当でいいんですよ、という思いを込めた言葉です。適当とは、不真面目ということではなくて、小さな世界での価値観にとらわれて自分や相手を追い込んでも仕方がない、というようなニュアンスです。のんびり自由に生きている。それでいいじゃないかと思うんです。─
このように三浦しをんは述べている。
以前、ある研鑽会の中で「もっと、適当にやろうよ」ということが出されたことがある。
そこでの「適当」という意味も、不真面目という意味でなく、ここで言っている意味の「適当」だった。
そんなことを思い出して、ますます、この映画が観たくなってきた。
時間をつくって観に行こうと思う。
◇スミレとスノーポール
遊歩道脇の家の庭先に咲いていたスミレ
妻が関係している認知症の人達の拠り所の花壇に咲いていたスノーポール
道脇の街路樹の周りに咲いていたこの花もスノーポールかな?