町田市の最高齢者「オテルさん」のお通夜

 今年の4月19日のブログに、町田市の最高齢者「瀧口オテル」さんが112歳の誕生日を迎えたことを書いた。
 そのオテルさんが亡くなって、今夜がお通夜だった。

 オテルさんは、介護の仕事をしている妻が約10年前から訪問介護をしている方で、明治33年・1900年の生まれだった。
 以前に、妻の介護用の荷物を運ぶのを手伝って訪問した時に、僕もオテルさんとお会いして、お話をしたことがある。
 僕は子年生まれなのだが、なんと、オテルさんも子年生まれだった。
 それから、何となくオテルさんに僕も親しみを感じて、モンゴルに出張した時にはフエルトで作った羊の小物をお土産に買ってきたり、三重に出張したときには「初物を食べると寿命が75日延びる」という言葉を思い出して、初収穫のぶどうを届けたこともあった。
 妻も、毎日のように訪問介護で訪ねていたのだが、業務規定上いいか悪いかは別にして、ここ何年かは、傍から見ても仕事を超えたお世話をしていた。
 そんなことで、妻に誘われて、僕も今夜のお通夜に参列した。
          
 写真は、今年4月の112歳の誕生日に、妻が携帯で写したオテルさんだ。
 妻は「112歳だもの、しかたないねェ。」と言葉では言っているが、何となく、ちょっと気持ちの張りを失った感じ。

 4月のブログにも書いたが、オテルさんが生まれた1900年という年は、
 パリ万博の年で、津田梅子が津田塾大学(女子英学塾)を創立した年。さらに、清国から孫文が日本に亡命した年である。総理大臣は山県有朋から伊藤博文に変わった年だ。
 ちなみに、ヤマギシズムの提唱者・山岸巳代蔵が生まれたのは翌年である。

 オテルさんのご冥福をお祈りする気持ちを込めて〝合掌〟